くるむが寄付を開始
2023-06-09 20:06:31

低出生体重児を支援する「くるむ」が自治体への寄付を開始

くるむが低出生体重児を支えるための新たな一歩



一般社団法人くるむは、赤ちゃんが祝福と応援に「くるまれる」社会の実現を目指し、低出生体重児への支援活動を行っています。特に、2500グラム未満で生まれた赤ちゃんは、育児の環境面で様々な課題に直面します。この課題に立ち向かうため、くるむは新たに自治体への肌着寄付を開始しました。

背景と課題



低出生体重児は、通常の赤ちゃんに比べて虐待を受けるリスクが4倍から6倍高いことが研究で示されています。加えて、その母親が産後うつ病を発症する確率も高く、入院中の愛情形成が不足していることが大きな一因だと考えられています。これらのリスクを軽減するため、母子に愛着形成の機会を提供することが急務です。

くるむは、全国の新生児集中治療室(NICU)に低出生体重児向けの肌着を400枚寄付してきた実績がありますが、自治体への寄付は今回が初めて。2023年6月5日に青森県三戸郡五戸町への寄付を行い、母親たちに直接肌着が届く仕組みを構築しました。

新たな寄付の仕組み



これまでくるむは、NICUの看護師を通じて母親に肌着を渡していました。しかし、病院の方針によっては肌着の持ち込みが困難なケースが存在しました。このため、低体重児出生届を自治体窓口に提出する際に、母親に肌着を直接渡す新たなシステムを導入しました。

この取り組みにより、すべての低出生体重児を持つ母親に肌着を届けられるようになり、支援の手が広がることが期待されています。

くるむの小さな応援団



「くるむの小さな応援団」は、月額500円から参加できるクラウドファンディングのプロジェクトです。この活動から得られた支援金を使って、日本全国のNICUに低出生体重児向けの肌着を持続的に寄付しています。

この取り組みでは、参加者一人一人の支援が赤ちゃんに温もりを届ける重要な一歩となります。

くるむの小さな応援団についてここをクリック

くるむの理念



一般社団法人くるむは、仙台市の起業家支援プログラム「Social Impact Acceleratorプログラム」によって2019年に設立されました。赤ちゃんと母親が共に幸せな時間を過ごせる社会を目指し、日々活動を続けています。

詳細な情報や支援を希望される方は、こちらのコーポレートサイトからお問い合わせください。

終わりに



くるむの新たな取り組みは、低出生体重児をもつ家族の未来を明るいものにする大きな一歩です。多くの方にこの活動が知れ渡り、さらなる支援が集まることを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人くるむ
住所
宮城県仙台市青葉区大町2-12-13
電話番号
022-281-9037

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