文化財デジタル化
2020-11-30 13:19:40
文化財デジタル化の最前線 株式投資型クラウドファンディング始動
文化財デジタル化の最前線 株式投資型クラウドファンディング始動
株式会社サビアは、文化財や美術品のデジタル化に特化した革新的なサービスを展開しています。彼らは、最近株式投資型クラウドファンディングを開始し、資金調達を通じて事業のさらなる発展を目指しています。サビアが提供するサービスの詳細や、資金調達の目的について詳しく見ていきましょう。
株式投資型クラウドファンディングの概要
2020年12月5日から7日までの募集期間に、サビアはFUNDINNOというプラットフォームを通じて、最大40,050,000円の資金調達を行う計画です。この資金は、東京への進出やアメリカ市場への展開を目指すための基盤となる予定です。各投資者は1口9万円から参加でき、1人あたり5口までの投資が可能です。
文化財デジタル化サービス「Art Scan」とその特長
サビアは主に5つのアーカイブ技術を紹介していますが、最も注力されているのは「Art Scan」です。この技術は、大判資料や大型絵画を迅速に撮影し、デジタルデータに変換することができます。特に、文化財の持つ独自の美しさや繊細さをデジタル化することが可能で、多くの国宝級の作品がこの技術でデジタル保存されています。
次に、明治・大正時代のガラス乾板をデジタル化する「ガラス乾板スキャン」や、3次元データを生成する「XRスキャン」など、ほかにも高度な技術が用意されています。
高級レプリカ作成サービス「KAIGA2.5」
サビアが特に低評価されている「KAIGA2.5」は、絵画の金箔の光沢や油絵の凹凸を再現する高級レプリカ作成サービスです。この技術は、2018年に「アーカイブ学会」で技術賞を受賞しており、国内のアーカイブ技術の最前線に立っています。
ネット配信に特化した「ArtPicks」
さらに、スキャンした画像をインターネット上で公開する「ArtPicks」は、高解像度でのデータ閲覧を実現しています。大容量のアーカイブデータも快適にブラウザで閲覧できるため、文化財や美術品の利活用に寄与しています。
結論
サビアの革新的な技術とサービスは、持続可能な形での文化財デジタル化を支援しています。今回のクラウドファンディングを通じて得られる資金は、さらなる技術開発や市場拡大に使われ、新しい時代の文化財保存に向けた重要な一歩となるでしょう。これからのサビアの展望に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社サビア
- 住所
- 滋賀県大津市比叡平1-1-36
- 電話番号
-
077-599-4113