夫婦の新居探し事情:喧嘩回避の秘訣と物件選びのトレンド
株式会社MEMOCOとゼロリノベが共同で行ったアンケート調査によると、新居探しで夫婦喧嘩を経験したカップルの割合は約2割にのぼることが判明しました。本記事では、108組の夫婦を対象とした調査結果を元に、新居探しにおけるトラブルの原因や、円満なマイホーム選びを実現するための秘訣を解説します。
調査概要
調査対象は、新居探しを経験した男女108名(男性27名、女性81名)。年代別では、30代が約45%と最も多く、次いで40代が約26%、20代は約11%という結果でした。
物件のタイプ
最も人気が高かったのは新築戸建てで約48%。中古マンション約18%、新築マンション約15%、中古戸建て約12%と続きました。
喧嘩の原因:予算、立地、間取りが上位
新居探しで喧嘩をしたことがあると回答した約2割の夫婦において、喧嘩の原因として最も多かったのは「予算」で約33%。ローン期間や予算オーバー物件に関する意見の食い違いなどが挙げられました。
次いで「立地」が約25%。「夫の実家との距離」「駅からの距離と学校からの距離の両立」「住環境への価値観の違い」などが原因として挙げられています。
「間取り」は約17%。「開放的な空間の好み」「中庭の有無」「階数」など、ライフスタイルの違いが影響しているケースが見られました。
その他、「設備」や「広さ」に関する意見の相違も喧嘩の原因となりました。
喧嘩を避けるための秘訣
一方で、新居探しで喧嘩をしなかった夫婦は、以下のような工夫を実践していました。
妻の意見を優先する:特に家事や育児に携わる妻の意見を尊重することで、不満の蓄積を防ぎました。
譲れない点を共有し、許容範囲を広げる:お互いに絶対に譲れない点を明確にし、それ以外の事項については相手の意見を尊重する柔軟な姿勢が重要です。
感情的になったら一旦冷静になる:意見が対立し、感情的になりそうな場合は、一度時間をおいて冷静に話し合うことが有効です。
予算を共有し、希望をプレゼンテーションする:予算の範囲内で、お互いの希望を丁寧に説明し合うことで、納得感を得ることができました。
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夫の意見を尊重する:家賃負担などの役割分担に応じて、夫の意見を優先することで、スムーズに進めることができました。
まとめ:想定外の事態への対応が重要
新居探しの成功には、予算や立地、間取りといった条件だけでなく、想定外の事態への対応が重要です。事前に「絶対に譲れない点」を明確にしておけば、いざという時に冷静な判断ができます。お互いの意見を尊重し、柔軟なコミュニケーションを心がけることで、理想のマイホーム探しを実現できるでしょう。