まるでバッグ!?1枚の紙で組み立てられる「バッグ型パッケージ」
大阪の総合印刷会社「株式会社高速オフセット」が、クリエーターと共同で開発した「バッグ型パッケージ」が話題を集めています。
このパッケージは、お菓子やジャムなどの包装として利用することを想定しており、まるで本物のバッグのような見た目と、1枚の紙で組み立てられる手軽さが特徴です。
「もらって、開けて、笑顔広がる」をコンセプトに
高速オフセットでは、「印刷製品の表現の幅を広げ、世の中に必要とされるアイデアの種を創出する」ことを目指しており、2024年6月からクリエーターと共同で「アイデアのアイデア」というプロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトでは、印刷技術を活用したユニークな紙製品を企画・製造しており、今回のバッグ型パッケージは、その第七弾となります。
プロジェクトチームは、「受け取って開ける瞬間」にも笑顔になってもらいたいという思いから、従来のパッケージデザインにとらわれず、形状から開けた時のデザインまで、あらゆる可能性を追求しました。
クリエーターのアイデアが形に
そこで、クリエーターが考案したのが、接着剤を使わずに1枚の紙で組み立てられるバッグ型のパッケージです。
紙同士を引っ掛けて止める独自の設計は、まるでベルトのようにも見え、可愛らしいカバンのようなフォルムを実現しました。
バッグ型のまま中身を取り出すことができ、ベルトを外して開くと、内側の華やかな印刷が商品を一層引き立てます。
素材にもこだわって
試作品では、フルーツのコンフィチュールやジャム、抹茶クッキー、焼き菓子などを想定して、いちご、シャインマスカット、抹茶の3種のデザインを企画・製造しました。
印刷素材には、しなやかなフォルムと軽い質感を出すために、ユポを採用しています。
オリジナル印刷も承ります
高速オフセットでは、今回開発したバッグ型パッケージ以外にも、疑似エンボス加工を使用した簡易パッケージや、商品に巻くタイプの包装など、さまざまな印刷サービスを提供しています。
オリジナル印刷をご希望の企業様は、ぜひご相談ください。
「アイデアのアイデア」プロジェクト
「アイデアのアイデア」は、クリエーターの「こんな紙製品があったらいいな」というアイデアを、高速オフセットの印刷工場の職人たちと共に試行錯誤しながら形にしていくプロジェクトです。
なくてもいいけど、あえて作ってみたものや、くすっと笑える遊び心のあるものなど、日常を楽しくさせるアイデアを紙で作ってみることで、紙製品の可能性を広げていきたいと考えています。
また、アイデアや印刷の可能性を公開していくことで、クリエーターの「こんな商品があったらいいな」という想いと、市場の「こういう商品があったらおもしろい!」がマッチする機会の創出を目指しています。
高速オフセットについて
高速オフセットは、大阪市西区に本社を置く総合印刷会社です。
「印刷製品の表現の幅を広げ、世の中に必要とされるアイデアの種を創出する」ことを理念とし、常に新しい印刷技術やアイデアに挑戦しています。