髙松グループが新たに掲げた理念と未来に向けた抱負
株式会社髙松コンストラクショングループは、最近、社会的価値の創造をさらに推進する新しいグループパーパスを発表しました。この理念は「つながりで響きあい、オンリーワンの価値を生み出す」というもので、建設業界における同社のビジョンを明確に示しています。
新たなグループパーパスの意義
この「つながり」という言葉は、髙松グループが大切にしてきたさまざまな関係性、つまり社内の絆、顧客、地域社会、さらには歴史や伝統とのつながりを表現しています。続いて「響きあう」とは、これらのつながりを活用して新たな相乗効果を生み出すことを指し、最後の「オンリーワンの価値」は、髙松グループならではの独自の価値を創出することを意味します。
急速な技術革新や多様なライフスタイルの広がりは、建設業にとって新たな課題である一方、これを機会として捉えることも可能です。社会からの要求が多様化する中、専門企業としての特性を持つ髙松グループは、自身の強みを最大限に活かしていく所存です。都市の仕組みを設計する力を持ち、新しい価値を創造することで、未来を切り開いていく原動力を持つグループへと成長していく目標を掲げています。
グループパーパスの具体的な実現
髙松グループは、グループパーパスを共通の指針とし、つながりを深めることで未来の幸せを創造する存在であり続けることを誓います。その一環として、新たにタグラインとビジュアルシンボルを作成しました。
タグラインの意味
タグラインには、単なる「つながり」ではなく、そのシナジー効果によって新しい価値を創出するという髙松グループの強みを込めています。「力」という言葉を用いることで、建設業の力強さと意志を伝えています。
グループパーパスを象徴するシンボル
シンボルには、子会社である金剛組の「束ね柱」が使用されています。この束ね柱は、大阪・関西万博で展示されたもので、47都道府県から集めた木材を組み合わせて結束しています。12㎝角の柱で構成することで、同等の径を持つ材木を上回る驚異的な強度を実現しています。また、日本の森林資源の有効活用も考慮されています。この「束ねる」「つながる」という思想は、グループパーパスの本質を具現化したものです。
この特別展示は、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」にて、2025年10月12日から10月23日まで行われる予定です。
企業情報
株式会社髙松コンストラクショングループは、1965年に設立され、大阪市淀川区に本社を置いています。代表取締役社長は髙松浩孝氏です。持株会社として、事業の多様化を図りながら成長を続けています。また、同グループの一員である金剛組は、579年に創業され、社寺建築などを手掛けており、伝統と技術の継承を大切にしています。
次世代に向けて、髙松グループが目指す未来は、強い絆のもとに築かれたものです。これからの展開に期待が高まります。