新たな学び場「MERIはなれ」
東京都墨田区に位置する、江戸東京博物館とすみだ北斎美術館の間にオープンした「MERIはなれ」。ここは、布ぞうり専門のアトリエであり、多くの人々が集まる新しい共同体のような場所です。このアトリエを立ち上げたのは、布ぞうりブランド「MERI」のデザイナー草本美樹氏。彼女は6,000人以上に布ぞうり作りを指導した実績を持ち、伝統的な日本の履物を通じて、多くの人にその魅力を伝えていきたいと考えています。
観光と学びの融合
「MERI」は主に観光客向けに1回完結型の布ぞうり体験を提供しているのに対し、「MERIはなれ」は“継続して学ぶ”ことを目指した場です。そこで学べるのは、布ぞうりの作り方だけではありません。「もっと深く知りたい」「将来は人に教えたい」といった好奇心を持つ参加者が、それぞれの目標に沿った学びを進めることができます。
コース内容
「MERIはなれ」では、参加者のレベルに応じた3つのコースが設けられています。まずは、基礎を固める「マスターコース」。このコースでは、初心者でも無理なく進められるよう、丁寧な指導のもとで素材選びから編み方、足に合わせた調整方法までを習得します。
次に、「専門コース」では、さらに高度な編み方やオリジナルデザインの制作を学ぶことができます。また、布を再利用したサステナブルな布ぞうり作りにも力を入れており、将来販売を視野に入れた方には実践的なノウハウも提供。
最後に、「講師認定コース」があります。このコースでは、布ぞうりの技術だけでなく、教え方やクラスの運営方法を学び、修了後は認定講師として活動が可能です。
人生100年時代に向けた新しい価値
仕事や子育てが落ち着いた今、改めて自分自身の時間を大切にしたいと考える皆さんにとって、「MERIはなれ」は最適な場所です。自分のペースで心地よい時間を過ごし、「好きなものづくり」に没頭する中で、他の参加者との交流も楽しめます。
特別な体力や経験がなくても始められる布ぞうり作りの工程は、日常の喧騒を忘れさせ、心を穏やかにする手助けをしてくれます。完成した作品に対する達成感はひとしおで、「自分にできた」と思える小さな喜びが日常の活力に繋がります。
繋がりの場としての「MERIはなれ」
教室には同じような価値観を持った仲間が集います。日常の雑談から作品の話まで、自然と会話が盛り上がる中で、参加者同士の絆が深まっていくのです。「ここに来るのが楽しみ」という声が聞かれるようになるこの場所では、新しい友人との出会いもあり、「次に来る日が待ち遠しい」と感じられる瞬間が増えていくことでしょう。
文化と伝統を体験する街
「MERIはなれ」が位置する墨田区は、文化や歴史に深く根付いたエリアです。江戸東京博物館のリニューアルやすみだ北斎美術館の存在は、訪れる人々にとって新たな文化体験を提供する機会となっています。アトリエで布ぞうりを作った後は、博物館や美術館の見学、周辺の散策を楽しむことができます。
ブログを通じた日本の素晴らしさの発信
布ぞうり作りは、素材の選定からデザイン、編み上げる過程まで、自分の手で作り上げる喜びを実感できる日本の伝統です。完成品をSNSでシェアすることで、世界中の人々に日本文化の素晴らしさを伝える一助ともなるでしょう。無限の可能性を秘めた布ぞうり作りを通じて、「MERIはなれ」は心をつなげる場所として、これからも多くの人々に親しまれていくことでしょう。