クレディセゾン、AIと人材の融合による新プロジェクトを発表
株式会社クレディセゾンは、2026年5月から「レジェンド社員」と呼ばれるベテラン社員の豊富な経験と知識を可視化し、AIを駆使して若手社員や部門にその知見を展開する新プロジェクトを始動します。この取り組みは、同社のCSAX戦略の一環として進められ、個人の暗黙知を組織全体が使える資産へと変換することを目指しています。
新施策の背景
近年、生成AIの急速な普及に伴い、業務効率化が進んでいますが、その一方で判断基準が不透明になるなどのリスクも生じています。特に日本では、高齢化が進む中で、経験豊かな人材の知見をいかに共有するかが企業の競争力を左右します。2026年に予定されている年金制度改正によって、ベテラン社員の就業機会が増える見込みですが、その経験をどう活用するかが問われています。
クレディセゾンでは、ベテラン社員が持つ知識がAI活用の質を高める鍵だと認識しています。彼らの豊富な知見は、AIが生成する情報の質を向上させ、組織全体の資源にもなるからです。また、これらの知見を周囲に伝えることで、個人の経験に依存しない教育体制を築くことにもつながります。
取り組みの詳細
この施策は、CSAX推進担当者が部門を支援しながら進められます。各部門のベテラン社員により、属人の業務の整理と可視化作業が行われ、暗黙知を言語化して、再現可能な業務プロセスに変換します。これにより、これまで個人に依存していた知識が全社的に共有され、意思決定の質の向上が図られます。このプロジェクトの進行に伴い、AI以外の手法も取り入れ最適な業務設計をしていきます。
対象とスケジュール
この新施策では、各部門から希望者を募り、中心となるベテラン社員10名を選出します。選ばれるメンバーには、総務部門やファイナンス部門の社員が含まれており、彼らの経験と知識が重要な役割を果たします。
プロジェクトは2026年4月に開始し、5月から知見の抽出作業を進め、6月に中間報告会、10月には全体報告会を開催する予定です。
取締役のコメント
取締役の小野氏は、「私たちは2025年に発表したCSAX戦略を基に、全社としてのAI活用を進めています。生成AIは特に若手社員にとって使いやすい技術ですが、その一方で誤情報も含む可能性があります。このプロジェクトは、ベテラン社員の経験をAIと絡めることで、より良い結果を生み出せる取り組みです。」と述べています。
今後の展望
このプロジェクトを皮切りに、クレディセゾンは各部門でAIを前提とした業務再設計を進めます。経験豊富な社員の知識を可視化し、全社的な共有へとつなげていくことで、新たなイノベーションを生むことを目指します。これによって、次世代の人材育成にも寄与し、企業としての持続的な成長を確かなものにすることを目指しています。
会社概要
株式会社クレディセゾンは東京都豊島区に本社を置き、代表は水野克己氏です。さらに詳しい情報は公式ウェブサイトでご覧いただけます:
クレディセゾン公式サイト