東京都美術館は、2026年に迎える開館100周年を記念し、「都美セレクション グループ展 2026」の参加者を募集します。この展覧会企画は、新たな発想に基づくアートのクリエイターたちを支援することを目的としており、毎年新しい表現に挑戦するグループを公募しています。
1926年の開館以来、東京都美術館は日本初の公立美術館として、多様なアーティストたちが集い、様々な作品を展示する場を提供してきました。2026年は、その歴史的重要性を再確認する年であり、「創造と共生」をテーマに掲げる当館は、新たな展覧会の企画をお待ちしています。
参加条件は、18歳以上の出品作家3名以上のグループで、展覧会開催の経験があることが求められます。ただし、グループとしての過去の実績がなくても応募可能です。東京都美術館の独自のギャラリー空間を生かし、多様な作品を発表するチャンスを手にしてください。
「都美セレクション グループ展 2026」では、現代アートの表現の幅広さを探求し、様々な形式やジャンルによる応募を期待しています。これまでの展示には、絵画、彫刻、立体、インスタレーション、工芸、写真など、多岐にわたる作品が紹介されてきました。新たな表現を追求する意欲的な企画案をお待ちしています。
応募方法は、東京都美術館のウェブサイトから必要書類をダウンロードし、書留郵便で提出する形です。応募締切は2025年5月9日で、当日消印が有効です。審査委員には、府中市美術館の神山亮子さん、多摩美術大学の光田由里教授、東京都美術館の中原淳行課長が携わっています。
作品が選ばれると、ギャラリーA、B、Cのいずれかの会場で、2026年6月から7月にかけて4週間の展覧会を開催することができます。各ギャラリーはそれぞれ個性的な特徴を持ち、訪れる観客に強い印象を残します。
また、展覧会開催に際し、東京都美術館が会場使用料を全額負担するため、グループは制作や設営にかかる費用を負担するだけで済みます。さらに、開催された記録を収めた集を東京都美術館が制作し、各グループに一定数配布します。これは、出版社からも広く配布されるため、グループの広報にも貢献します。
2025年には、昨年度の公募で選ばれたグループによる「都美セレクション グループ展 2025」が開催されます。この機会に東京都美術館の新たな歴史を共に創り出し、現代アートの一翼を担ってみませんか?
東京都美術館への挑戦をお待ちしています。