京セラ M2Mサービス
2014-05-08 14:00:03
京セラが小容量データ通信特化のM2Mサービスを開始
京セラコミュニケーションシステム株式会社(略称KCCS)は、M2M専用のモバイル通信サービス「Pilina 3G / LTE」を新たに提供することを発表しました。このサービスは、テレメタリングやリモートメンテナンスなど、さまざまな業務用途に対応した通信プランとなっています。このサービスの提供開始日は2014年5月9日で、M2M関連システムのインフラ整備を進める企業にとって、有益な選択肢が増えることになります。
近年、工場の設備や自動販売機、さらには監視カメラやビルの空調管理など、モバイル通信を用いたM2M関連システムの導入は急速に進んでいます。しかし、特定の時間にだけ通信が必要な場合や、頻繁に利用しないため通信料が高くなるケースも多々あり、コスト効率を求める声は高まっています。こうした流れを受けて、KCCSの新しい「Pilina 3G / LTE」は、小容量データ通信に特化したサービスとして設計されており、月額290円という非常に手頃な価格から利用できます。
このサービスは、利用シーンに応じた低価格な料金プランを提供することにより、通信費の削減が可能です。具体的には、通信量や通信速度、利用時間に応じて選べるプランが用意されています。例えば、特定の時間帯のみ通信利用が必要な場合でも、月額290円で利用できるプランが用意されているため、コストを最適化できます。また、グローバル固定IPアドレスの利用により、端末の特定ができ、適切なアクセス制限を設けることで、安全なネットワーク環境の構築が可能になります。
さらに、KCCSは導入における設置場所のアドバイスや、通信量のレポート提供、回線管理、複数回線の一括請求といった、細やかなサポート体制にも力を入れています。つまり、単に回線を提供するだけでなく、運用の全てをサポートする体制が整っています。これは、特に新しいシステムを導入する企業にとって、大きな助けとなるでしょう。
KCCSは、このM2M専用通信サービスを通じて、初年度にはM2M関連ビジネスにおいて累計2億円の販売を目指しています。これにより、通信サービスの市場での立場をさらに強化し、顧客のM2Mビジネスに貢献できるよう努める意向です。なお、提供開始を記念して、2014年5月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「第3回 ワイヤレスM2M展」にも出展し、このサービスの特徴を広くアピールする予定です。詳細情報はKCCSの公式ウェブサイトから確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
このように、KCCSが新たに提供する「Pilina 3G / LTE」は、小容量データ通信に特化したM2M専用のモバイル通信サービスとして、多くのビジネスでの通信環境の最適化に寄与することでしょう。モバイル通信を活用したM2M関連システムの導入を検討している企業にとって、選択肢が広がる期待が高まります。今後のKCCSの動向に注目です。
会社情報
- 会社名
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京セラコミュニケーションシステム株式会社
- 住所
- 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6京セラ本社ビル内
- 電話番号
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