医療法人社団慶月会(経堂こうづき眼科・王子さくら眼科)は、2025年4月1日付でホワイト企業認定を新たに取得しました。この認定制度は、単なる「ブラック企業ではない」といった基準ではなく、家族や社会から応援される企業を認めるものです。これにより、同法人は医療界で「もっとも働きやすい医療法人」を目指しています。
働く人の幸せが医療の質を向上させる
慶月会が掲げる理念は「すべてのスタッフに、物心両面の幸福を」。この考え方の背景には、医療従事者の満足感が患者に提供する医療の品質に直結するといった信念があります。“スタッフファースト”の姿勢が結果として“患者ファースト”に繋がる、このような理念が経営の根底にあります。
認定取得の意義と今後の展望
同法人のホワイト企業認定の取得は、スタッフの満足度を向上させる新たなスタート地点として位置付けられています。具体的には、シフト希望制の導入や有給休暇の完全消化、残業時間の削減を通じて、生活との両立を重視した働き方を推進しています。
待ち時間の短縮を考慮した業務フローの見直しや、スタッフ間での協力体制の強化によって、業務の効率化も図られています。これにより、患者様に対してより質の高い医療サービスを提供することを目指しています。
医療業界の変革に挑む
医療界における長時間労働や人手不足などの問題に真正面から向き合うことは容易ではありません。しかし、慶月会は「医療を支えるのは人である」という根本的な意思から、スタッフの幸福を重要視した職場環境の実現に取り組んでいます。患者からの感謝の声をスタッフ一人ひとりにフィードバックし、誇りと自己肯定感を養うことでモチベーションを高める環境を整っています。
また、業務マニュアルの明文化や定期的な研修を通じて、一人ひとりが医療のプロフェッショナルとして成長できる場を提供し、医療の質を向上させる努力も行っています。さらに、医療費補助制度や各種割引制度、飲料の無償提供なども導入し、物心両面でのサポートを充実させています。
経営者の思いとビジョン
医療法人社団慶月会の理事長、上月直之医師は、効率的な業務運営や充実した福利厚生を意識しながらも、今後は「働き方の柔軟性」や「多様性への対応」を重視していく必要があると認識しています。組織の成長とともに、スタッフの負担軽減や多様な価値観の受け入れが今後の重要課題です。これに取り組むことで、スタッフにとって「安心」で「やりがい」のある職場をつくり、最終的には質の高い医療の提供を実現したいと考えています。
ホワイト企業認定は、単なる称号ではなく、企業が地域や社会において持続可能な成長を追求する証でもあります。医療法人社団慶月会は、これからもスタッフの幸福度向上を図りながら、医療業界の未来を変える先駆者となるべく挑戦を続けていくでしょう。