「キントレ」:企業のDXを加速する新たなサービス
サイボウズ株式会社が提供するローコードツール「kintone」を活用した新しい試み、「キントレ」が始動しました。このサービスは、(株)ジャパンコンピュータサービス(JCS)が展開するkintone開発チームのレンタルサービスで、お客様のニーズに応じた開発チームを一定期間提供します。新たなビジネスモデルの創出を目指し、「キントレ」は日本全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しすることを目的としています。
キントレとは?
キントレでは、JCSのkintone開発チームがクライアントの業務に合ったkintoneアプリの開発を行うだけでなく、制作や運用に関するアドバイスを提供することで、企業の内製力を引き上げることが狙いです。このプロセスでは、改善ミーティングや操作レクチャーも実施し、JCSが持つ豊富なノウハウを顧客と共有します。また、料金プランは3つの固定金額プランが用意されており、お客様の課題に応じてフレキシブルに選択することができます。
利用シーンと課題の解決策
「キントレ」の存在が求められる背景には、近年、ビジネス環境の速い変化とそれに伴うDXの必要性が高まっていることがあります。しかし、多くの企業が抱える課題として、IT人材の不足や内製化の難しさが挙げられます。特に以下のような悩みがある場合、「キントレ」は有効な解決策となります。
- - DXを進めたいが、何から手を付ければよいか分からない。
- - アプリ開発のスキルやノウハウが不足している。
- - kintoneを導入後の運用が滞っている。
- - IT化を進めたいが人材や予算が足りない。
これらの課題を持つ企業に対して、キントレは迅速にDX推進の手助けを行います。
JCSの役割とサービスの意義
JCSは、2019年からkintoneの開発と運用に取り組んできた実績をもとに、2022年よりサイボウズのオフィシャルパートナーとして活動しています。「キントレ」はその第一弾のサービスであり、企業の内製化支援としてデジタル技術を活用した新しいビジネスモデルの構築を促進します。顧客との共同作業を通じて、ビジネスやITの知識を深め、最終的には自社ですべてを担える内製チームの形成を目指します。これを通じて日本全体のDXが進むことが期待されます。
コメントと今後の展望
サイボウズの執行役員である栗山圭太氏は、キントレのサービス開始を喜び、内製化に成功する事例の増加を期待しています。また、JCSの松田翔大部長は、「キントレ」を通じて多くの顧客と出会い、共にDXを進めることを心待ちにしています。
今後もJCSは、企業のIT課題の解決策を提供し続け、日本社会全体の生産性向上に寄与することを目指してまいります。キントレによって、企業の成長と進化に貢献することが期待されているのです。