株式会社LIFESCAPES、国際舞台での成功
株式会社LIFESCAPESは、2025年9月1日から4日にかけて開催された「Industry Co-Creation®️ (ICC) サミット KYOTO 2025」において、画期的な成果を収めました。「リアルテック・カタパルト」で見事に優勝し、さらに「デザイン&イノベーション アワード」でも第2位に輝くという素晴らしい成果を得ました。
ICCサミット KYOTO 2025 とは
このサミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」をテーマに掲げ、多くの業界のリーダーや専門家が一堂に会する大規模なカンファレンスです。主にウェスティン都ホテル京都を会場に、400名以上の登壇者を含む1,200名以上が参加しました。このイベントは、各分野の最新のトレンドやイノベーションを共有する場として非常に重要です。
リアルテック・カタパルトでの優勝
9月3日、サミットの中で行われた「リアルテック・カタパルト」では、様々な研究開発型ベンチャーがプレゼンテーションを行い、LIFESCAPESの取締役CSO林正彬がその中で優勝を果たしました。彼は「Brain-Machine Interface(BMI)技術」に基づくリハビリの新しい可能性を示しました。これにより、従来の治療法では難しい重度の症例に対する希望を啓蒙し、脳の可塑性を活用する意義を強調しました。具体的には、脳卒中や脊髄損傷による手の麻痺を対象にした治療法の提案があり、従来のリハビリにおける課題への対策としてBMI技術の応用が論じられました。
動画アーカイブも提供されており、これは興味深いプレゼンテーションを再確認する手段として活用できます。具体的には、林氏のプレゼンは約1時間6分10秒付近から始まります。
デザイン&イノベーションアワードでの成果
さらに、このサミットの期間中に行われた「デザイン&イノベーション アワード」では、12社が参加し、各ブースでの審査が行われました。LIFESCAPESは、革新性や社会性などの観点から審査員に高く評価され、2位入賞に加えて、社会性部門においても1位を獲得しました。技術の革新性と社会的な影響力が評価されるこの受賞は、LIFESCAPESの技術が多くの人々にとっての希望となることを示しています。
LIFESCAPESの目指す未来
株式会社LIFESCAPESは、慶應義塾大学発の研究成果を基に2018年に設立されました。現在、同社は脳の可塑性を引き出すことを目指して、脳と機械をつなげるBMIを利用した医療機器を開発・製造しています。そして、2024年には国内で初めて医療機器認証品としてのBMI製品の販売を予定しており、既に800例以上の医療現場での使用実績を誇ります。今後は、個別最適化されたリハビリテーションの展開や、海外市場への進出も視野に入れた事業計画を進めています。
登壇者・林正彬の言葉
「このたびの優勝や入賞は、私たちの技術開発の成果であり、麻痺の新しい治療法としての期待を込めていただけた結果と考えています。これからも医療現場との連携を強化し、多くの患者さんに役立つ技術を提供できるよう精進してまいります。」
さらなる情報
今後の動向や取り組みについては、公式ウェブサイトやSNSを通じて発信されています。患者さんや医療関係者の期待に応えるため、LIFESCAPESの引き続きの活動にご注目ください。