スポーツ×アートの対話
2025-03-21 10:22:44

スポーツとアートが紡ぐ未来の対話——P.UNITED SESSION 2025の意義

スポーツとアートが紡ぐ未来の対話



2025年3月6日、東京の丸の内オアゾにて特別イベント『P.UNITED SESSION 2025』が開催されました。このイベントは、2026年に予定されているミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの1年前という重要な節目に、スポーツの枠を超えて異分野との連携を模索することを目的としています。特に、注目すべきはアートとの融合がもたらす社会への影響です。

イベントの第2部では、SLOW LABELの芸術監督でありP.UNITEDのアンバサダー、栗栖良依氏が登壇し、俳優でコメンテーターのサヘル・ローズ氏、P.UNITEDのプロジェクトマネージャー野口尚伸氏と共に「人や社会を動かす力」について熱い議論を交わしました。

異業種コラボの可能性



栗栖氏は、「違いが生む可能性」というテーマのもと、過去の経験を元に社会に対して何ができるかを語りました。彼女は、これまでの活動を振り返り、「ピンチこそが自分を成長させる原動力」とし、病気を経て得た気づきを大切にしながら自己を肯定する力を育ててきました。「物理的にみんなと違うようになったことで、むしろ自由を感じるようになった」という発言は、視聴者にも力強いメッセージとして響きました。

サヘル・ローズ氏も自身の経験を交え、誰かが行動を起こすことで他の人々が勇気を持つことができるという「巻き込む力」とは何かを語りました。異国で孤児として育った彼女は、自分を支えてくれた人々の存在を忘れず、今度は自らが手を差し伸べる存在でありたいと強く願っています。「どんなに厳しい状況でも、一歩踏み出せば、世界は変わる」と語る中に、彼女の信念が滲んでいました。

P.UNITEDの新たな挑戦



P.UNITEDは、これまでもパラスポーツを通じて共生社会の実現を目指してきましたが、さらなる進化を求めてアートやエンターテイメントなどの異分野とのコラボレーションを模索しています。今回のイベントを通じて、栗栖氏がアンバサダーとなり、スポーツとアートが織り成す新たな可能性を探る試みがスタートしました。

栗栖氏は、「専門分野にとらわれないことが、むしろ強みになる」と感じており、異なる背景を持つ人々やコミュニティをつなげる力を自らの特徴として認識しています。これに共感した観客も多く、分野間のコラボレーションが新たな革新を生むことに期待が寄せられました。

イベントの意義



P.UNITEDの目的は、スポーツを通じて障害者と健常者が共に過ごせる社会の実現です。このイベントを通じて、パラスポーツの認知を高め、多くの仲間を増やすことが期待されています。P.UNITEDのプロジェクトマネージャー、野口氏は、アートやエンターテイメントとの連携を強化することで新たなチャレンジを続けていくと語りました。

おわりに



今回の『P.UNITED SESSION 2025』は、スポーツとアートを通じて生まれる新しい未来の可能性を感じさせるものでした。このようなイベントは、社会的な意識を高め、新しいアイディアや価値観を共有する貴重な機会でもあります。今後もP.UNITEDがどのような展開を見せるのか、非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人スローレーベル
住所
神奈川県横浜市南区吉野町2-4国際吉野町ビル402
電話番号
045-642-6132

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