Finatextの新たな挑戦
株式会社Finatextが提供するSaaS型デジタル保険システム「Inspire」が、楽天少額短期保険株式会社の「楽天ペイ」アプリ内の保険販売プラットフォームとして導入されました。これにより、ユーザーはスマートフォンからシンプルに保険に加入できるようになり、新たなサービスが開始されました。
導入の背景と意義
Finatextは2020年から「Inspire」を展開し、保険業務の全プロセスをデジタル化することを目指してきました。このシステムは、見積もりから契約管理、請求、契約の更改まで一貫した機能を提供しており、保険業者の業務を効率化することを可能にしています。実際、12社以上の保険事業者がこのシステムを活用しており、その実績が評価される形で楽天少短に採用されました。
Inspireの特長
「Inspire」では、ユーザーにとって利便性が非常に高い点が特徴です。特に、APIを駆使し「楽天ペイ」との連携を行うことで、保険申し込み時に再度個人情報を入力する必要がないのです。これにより、ユーザーはスムーズな手続きが可能となります。
また、Finatextは「Inspire」の基本機能をあらかじめSaaS化しており、迅速な開発が可能です。このため、わずか3ヶ月で新しい保険商品を市場に展開することができました。このスピード感は、多様な保険商品に対する柔軟な対応力を示しています。
新サービスの開始
楽天少短は今回の導入に伴い、「熱中症のほけん」という新しい保険商品を開始しました。この商品は、特に夏場に厳しい気温と湿度の中、熱中症を防ぐためのサポートを目的としています。利用者は、数タップで保険に加入し必要なサポートを得ることができ、生活の安心感を増すことができます。
Finatextは今後も「Inspire」を通じて、楽天少短による新たな商品展開を支援し続けるとともに、他の保険商品にも展開を広げていく予定です。これは、ユーザーのニーズに応えるための重要な一歩であり、将来的にはさらなる革新が期待されます。
Finatextグループのビジョン
Finatextグループが目指すのは、金融を”サービス”として再発明することです。ユーザー目線での新しい金融サービスを創出し、これまでにない形の金融体験を提供することに力を入れています。今後もユーザーの生活に寄り添ったサービスを展開し、デジタルトランスフォーメーションを推進していくことが期待されます。
まとめ
Finatextの「Inspire」の楽天ペイへの導入は、デジタル化が進む保険業界において、顧客のライフスタイルに合わせた柔軟なソリューションを提供することを示しています。このような取り組みが、保険業界全体の発展に寄与することが期待され、多くの消費者に恩恵をもたらすでしょう。