早稲田佐賀中学・高等学校における3R-Forum講演会の実施
2026年3月6日、早稲田佐賀中学・高等学校において、「3R-Forum」と名付けられた講演会が開催されました。このイベントは、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが主催し、同校の生徒たちに対して、これまでの学びの成果をフィードバックする機会として設けられました。
平和教育の重要性を実感する生徒たち
この講演会は、早稲田佐賀中学で行われた様々なプログラムの成果を生徒たちに伝えるために企画されました。特に、2025年に行われた海洋プラスチックを活用した教材の実装や、SDGsカルタの制作を通じて生徒たちがどのように学びを深め、国際的な平和に寄与しているかが焦点となりました。
生徒たちは、シリア、ルワンダ、カンボジアといった地域で、実際に彼らが制作した教材がどのように活用されているのかを学び、国際社会における自分たちの役割を実感しました。特に、2025年7月の講演会では海洋プラスチックを再利用したキーホルダーがシリアの学校に届けられ、その成果が全校生徒に共有され、高校1年生はSDGsカルタをつくり出しました。
カンボジアでの実装と生徒たちの反響
2025年12月には、早稲田佐賀の生徒たちが制作したSDGsカルタがカンボジアで実装されました。カンボジアは歴史的な戦争の影響を受けた国であり、現地の教育状況は厳しいものでした。しかし、生徒たちの作ったカルタが、平和や人権、環境について対話を促す道具として使用されたことは、特に大きな意義がありました。
現地では、日本の生徒たちが制作した教材が「遠い国からの一方的な支援」としてだけでなく、共に未来を創るパートナーシップとして受け取られたことが報告されています。このような国際的なつながりは、教育の枠を超えた広がりを持っています。
シリア・ルワンダへの波及と反響
また、講演会では、なかよし学園が実施したシリアでの平和教育の様子や、ルワンダにおける反響についても報告されました。シリアのデリゾールでは、早稲田佐賀の生徒たちの教材が実際に授業で使用され、現地の人々に新たな教育の価値をもたらしました。生徒による手作りの教材は、すでに教育と対話を結びつける大きな役割を果たしています。
ルワンダにおいても、難民支援の一環として生徒たちの教材が活用され、現地の子どもたちに「自分は世界と繋がっている」という感覚を提供していることが重要視されています。
3R-Forumが示す学びの循環
3R-Forum講演会は、単なる成果報告にとどまらず、生徒たちが自らの学びを振り返り、次の一歩を考える機会といえます。なかよし学園が提唱する「CoRe Loop」モデル(共同創造と還元のループ)は、生徒たちが制作した教材を実際に現地で実装し、その反応を受けて新たな学びに繋げる循環型の教育プロジェクトです。
「なかよしPEACE ONIGIRI」プロジェクトへの期待
さらに、早稲田佐賀中学・高等学校では「なかよしPEACE ONIGIRI」という新たなプロジェクトも進行中です。この活動は、世界各地で実現可能な「おいしいおにぎり」を通じて、平和教育や文化交流を促進することを目的としています。食を通じたコミュニケーションは、教育の枠を超えた新たな学びの場を創り出します。
早稲田佐賀の生徒たちが世界に向けて手を差し伸べ、彼ら自身が育成する平和の種が、国境を越えて大きな実を結ぶことを期待しています。これからも彼らの挑戦は続きます。