梅雨の湿気と収納環境の重要性
梅雨は日本の四季の中でも特に湿度が高く、衣類や革製品が影響を受けやすい時期です。この時期、湿気によるカビや不快なニオイ、さらにはバッグの型崩れなど、さまざまな問題が発生します。これらの原因の多くは「湿度」なのです。福岡県に本社を持つ株式会社大川家具ドットコムは、こうした湿気の影響を軽減するための実験を行いました。
収納内の湿度環境の調査
同社は梅雨時期に約2週間にわたり、7種類の収納家具と外気の湿度を計測し、その結果を可視化しました。この実験は、4月にも行われた実験のデータを基に、湿度が高い梅雨に特化したものです。使用された収納は以下の通りです:
- - 総桐クローゼット
- - チェスト
- - 総桐衣装ケース
- - アイクーリチェスト(レール付)
- - プラ衣装ケース
- - 不織布衣装ケース
- - なごみチェスト
実験結果:驚くべき湿度データ
計測された湿度は非常に興味深いものでした。以下のような結果が得られました:
- - 不織布ケース・プラケース・外気:湿度40〜80%と大きな変動
- - 総桐クローゼット・アイクーリ・なごみチェスト:湿度65〜75%で安定
特に「なごみチェスト」は、湿度の変動が最も少なく、常に安定した環境を維持していました。この安定性は、衣類や革製品を長く良好な状態で保つために非常に重要です。
温度の測定結果
温度に関しても実験は行われ、なごみチェストは温度変化が少ないことが確認されました。湿度だけでなく、温度の安定も物品の保護に寄与する点が見逃せません。
湿度が安定する理由
なごみチェストが持つ湿度の安定性には、3つの理由があります:
1.
密閉構造:レールを使用しない設計は、外部からの湿気の侵入を減らします。
2.
桐無垢材の調湿作用:自然の力で湿気を吸収したり放出したりする能力を持っているため、箱内の環境を自然にコントロールします。
3.
脚付き構造:底面からの湿気を遮断し、空気の循環を促進します。
これらの要素が相まって、収納内の環境は守られます。また、密閉性が高いため、除湿剤の効果も格段に向上します。小型の除湿剤を追加するだけで、さらなる湿度管理が可能です。
見落とされがちな収納内部の価値
湿度管理は、「見えない」収納内部の品質を守る鍵です。調湿性能を備えた家具は、革製品や衣類、コレクションの保存において大きな違いをもたらします。今回の実験は、「昔から伝わる良い家具」の重要性を際立たせるものといえるでしょう。引き出しを閉じたら他の引き出しが勝手に開くという言い伝えにも裏付けがなされました。
実験を通じて得られた教訓
- - 実測データに基づいた家具評価
- - 収納内部環境の重要性を可視化
- - 梅雨に直面する生活課題の提示
私たちは、見た目だけではなく、使用者に安心を提供する家具を造り続けています。目に見えない収納内部の環境が、質の高い暮らしを左右するとの信念のもとに、日々取り組んでいます。
お問い合わせ
株式会社大川家具ドットコム
福岡県大川市郷原621
担当:堤 太陽
Email:
[email protected]
電話番号: 0944-88-3889
販売サイト:
https://www.coordinatekagu.jp/
コーポレートサイト:
https://www.okawakagu.com/