「100マイルアドベンチャー」とは
今年も、ホンダアクセスが支援する「100マイルアドベンチャー」が始まる。このプロジェクトは、北極探検家の荻田泰永氏が主催し、全国の小学6年生たちが参加して約200kmを歩くという挑戦だ。今年は神戸から鳥取の砂丘までの12日間の旅となり、過酷な環境で仲間たちと共に一歩一歩ゴールを目指す。
この取り組みは、2012年に始まり、今回で14回目を迎える。ホンダは、2017年からサポートカーとしてSTEP WGN SPADAとSTEP WGN Modulo Xの2台を提供しており、そのサポートも9年目。この冒険の資金提供を通じて教育的な体験を提供しようとする志の元、ホンダの想いが込められている。
プロジェクトの内容と意義
「100マイルアドベンチャー」は、参加する小学6年生たちが、同世代の仲間と共にゴールを目指すという構成になっている。荻田氏の思いには、冒険を通じて体験することの大切さが込められており、「小さな一歩が大きな成果につながる」というメッセージが伝えられる。子供たちはそれぞれが持つリュックサックを背負い、自分のペースで進む。この旅は彼らにとって、新しい経験や友情を築く貴重な機会となる。
荻田氏の教育理念は、ただのアドベンチャーに留まらず、子供たちがリピーターを作らず、毎年新たな挑戦者が現れることで、緊張感と新鮮な関係性を維持するために設定されている。このプロジェクトでは、事前のプログラムを組まないことで自発的な体験を促し、準備された「成功体験」ではなく、それぞれの子供たちに合った成長が得られるよう配慮されている。
今年の冒険計画
今年は神戸を出発点とし、日本海側の鳥取砂丘をゴールとして、約200kmの道のりを踏破する。子供たちは、運ぶ荷物や食料、テントを自ら持って行く必要があり、ある意味でリーダーシップと自立心をも育む目的も含まれている。サポートカーの2台が物資の運搬だけでなく、緊急時の対応にも寄り添いながら、子供たちが安心して進めるようにサポートする。
荻田さん自身の冒険経験から得た教訓を基に、子供たちには「知らない世界」を体験し、成長することの喜びを感じてもらいたいと願っている。荻田氏は、「歩く」ことが持つ意味や、「生活する」「進む」といった基本的な行為が自信や満足感につながると信じている。
荻田泰永氏のプロフィール
荻田泰永氏は、1977年生まれの冒険家であり、カナダの北極圏やグリーンランド、北極海での徒歩冒険を行ってきた。過去20年間で北極への16回の挑戦を重ね、世界的にも注目される冒険キャリアを持つ。彼の活動は、子供たちに自信や冒険心を与える重要な役割を果たし、多くのメディアでも取り上げられている。
このように、ホンダアクセスが支える「100マイルアドベンチャー」は、子供たちに新たな経験を積む場を提供するのみならず、仲間との絆や挑戦の価値を教えている。この取り組みは、これからも日本の次世代を育てる重要なプロジェクトとして注目を集めるであろう。
詳細は、
公式サイトをご覧ください。