年末年始の消費動向の変化
2025年の年末年始は、長期休暇による家庭での過ごし方の変化が、消費行動に大きな影響を与えたようです。ビッグデータプラットフォーム運営の株式会社True Dataによると、ドラッグストアと食品スーパーマーケットでの売上データから、飲料や掃除関連商品の需要が高まったことが示されています。
飲料部門の伸び
食品スーパーマーケットでは、売上ランキングのトップ4をすべて飲料が占める結果となりました。「トマトジュース」は前年同月比で28.2%の増加を記録し、他にも「ココアドリンク」(27.6%増)や「レギュラーコーヒー」(21.2%増)、果汁飲料(20.2%増)と、健康志向の高まりが伺えます。これらの飲料は、特に家庭内で過ごす時間の増加によって需要が上がったと考えられます。長時間の休暇がある中で、家でのリフレッシュや健康維持を求める流れが影響したのでしょう。
掃除商品の売上増
一方、ドラッグストアでは年末の大掃除シーズンに合わせ、掃除関連商品の売上が循環しました。具体的には「パイプ・風呂釜クリーナー」や「住居用洗剤」が特に好調で、年末年始が長期であったことから、これらの商品にも需要が集中しました。特に家の中をきれいに整える時期に、休暇を利用して大掃除を行う家庭が増えるのは毎年の恒例行事ですが、今年はその傾向がさらに強まったようです。
プレミアムアイスの人気
また、冬場になってもアイスクリームの需要は根強く、「プレミアムアイス」も好調でした。年末年始の贅沢感を味わいたいという消費者心理が反映され、「冬アイス」の定番化が進んでいることが分かります。ドラッグストアでの売上は前年同月比18.3%の増加、食品スーパーマーケットでも5.1%の増加を記録しました。消費者が小さな贅沢を求めるトレンドは、今後も注目されそうです。
統計データの分析
今回の結果は、食品スーパーマーケットとドラッグストアのPOSデータをもとに集計されたもので、生鮮・惣菜カテゴリを除いたものです。データの収集は2025年12月1日から31日までの期間に行われ、1店舗あたり200個以上の販売を記録したカテゴリが対象となっています。この情報は、業界における消費動向を浮き彫りにする重要なデータとなります。
まとめ: 家庭での過ごし方が消費を変える
年末年始の長期休暇は、家庭内での消費行動に直接的な影響を与えます。安心安全に家庭で過ごす時間が増える中、飲料や掃除商品が伸び、不況下においても贅沢な消費が行われる様子が見えてきました。このトレンドは今後も続くのか、引き続き注目していきたいところです。さらに、消費者のニーズを正確に捉えた商品戦略は、小売業による売上アップにもつながるでしょう。
データ出典: 株式会社True Data
全国の消費者購買データを集計し、POSデータを基に統計されています。