上田正樹 R&B BAND 特別公演レポート
2023年の7月、上田正樹は75歳の誕生日を迎えつつ、彼の音楽への情熱は衰えることを知らず、特別なステージを開きました。この公演には彼の盟友である有山じゅんじや、ベースの樋沢達彦、キーボードの羽仁知治、ドラムのMarvin Lenoar、次世代のR&BシンガーYoshie.Nが参加し、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げました。
一際注目を集めたのは、ウエスト・ロード・ブルース・バンドのメンバーである永井“ホトケ”隆と山岸潤史という豪華なスペシャル・ゲストの登場でした。公演は彼らの圧倒的な音楽技術と演奏力で始まり、オリジナル曲の「Soul Power」から始まりました。続く「Soul Man」や「Hold On, I’m Coming」といった名曲で、観客を次第にR&Bの魅力に引き込んでいきました。
山岸潤史も加わったBBキングとの共演曲「Feeling Fine」は、ライブ収録された名曲で、観客たちを楽しませました。「Brickyard Blues」や「Taxi」に続いて、永井“ホトケ”隆が加わった「Knock On Wood」は、まさに豪華な音楽の饗宴でした。
さらに、10月16日にリリースされる永井と山岸のデュオ・アルバム『…still in love with the blues』からの2曲も披露されました。聴き手に感動を与えた「Baby What You Want Me To Do」では、上田正樹が特別に参加し、Yoshie.Nも加わって「Night Time Is The Right Time」をアカペラで聴かせてくれました。このとき、上田が放った「放課後の部活みたいだ!」という言葉が、彼らの楽しげな雰囲気を際立たせました。
後半では「地球があぶない」などのオリジナル曲が中心に披露され、サウス・トゥ・サウス時代の「憧れの北新地」、「悲しい色やね〜Osaka Bay Blues〜」が続きました。有山じゅんじの情熱的な歌声と共に、R&Bを追求し続ける上田正樹の姿勢が伝わってきました。
上田は「生存確認」と笑いながら語っていましたが、そんなR&Bの生存確認ならば、彼はまたぜひライブに出演したいと思わせる素晴らしい2時間でした。
次回公演は、2025年5月17日(土)にかつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで行われる予定です。新たな音楽の旅がまた始まることを期待しています。チケットの販売は2025年1月からを予定していて、詳細は公式サイトで発表されるとのこと。どうぞお楽しみに!
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上田正樹オフィシャルサイト
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