米Apptio社、日本市場への本格進出
アメリカ・ワシントン州を本拠地とするApptio社が、日本市場に本格的に進出したことが発表されました。この重要な一歩を踏み出したApptioは、企業の戦略的IT投資を支援するSaaSソリューションのリーディングプロバイダーとして、世界18カ国で展開しています。さらに、日本法人の代表取締役社長には、元日本マイクロソフトの成塚歩氏が就任したことが注目されています。
Apptio社の背景
Apptioは2007年に創業され、Technology Business Management(TBM)のリーダーとして知られています。すでに1,000社以上の大企業が同社のソリューションを導入しており、Fortune 100の60%以上のCIOやITリーダーがApptioを使用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実践しています。
顧客からは「IT関連の投資をビジネス成果に迅速に結びつけることができた」という声が多く寄せられ、導入効果として以下のような実績が挙げられています。
- - 計画に対する差異をなくし、計画サイクルを最大80%短縮
- - コストを継続的に最適化し、年間3-5%の支出を運用から成長にシフト
このように、Apptioは企業のIT投資における価値の最大化を目指し、機械学習を駆使して財務データと運用データを一元管理するプラットフォームを提供しています。
成塚歩のリーダーシップ
新たにApptioの日本法人を率いる成塚氏は、日本マイクロソフトにおいて12年間の経験を持つ実力者です。彼はエンタープライズ向けビジネスの推進を担い、流通サービス営業統括本部の本部長として、デジタル化を進める「Smart Store」のイニシアティブを立ち上げました。
成塚氏は、CIOやビジネスリーダーの戦略的パートナーとなり、TBMの標準化と実践を進めることを目指しています。彼は次のようにコメントしています。
>「企業経営において、クラウドやAI技術の活用が求められる時代において、CIOはDX推進の重要な役割を担っています。Apptioを通じて、日本のCIOやビジネスリーダーの皆様にとって不可欠なパートナーとなることを目指します。」
TBMカウンシルと業界貢献
Apptioは、1万人以上のCIOやビジネスリーダーからなる「TBMカウンシル」のテクニカルアドバイザーでもあります。この団体は、ITリーダーとビジネスパートナー間のコラボレーションを強化し、TBMの実践を推進しています。TBMカウンシルでの知見が、Apptioの製品開発に役立てられており、業界全体のDXを支援する重要な役割を果たしています。
未来を見据えた展望
Apptio社は、デジタルビジネスの変革を促進し、企業のテクノロジーリーダーがIT支出を戦略的に管理できるようにする革新的なソリューションを提供しています。日本市場での展開は、成塚氏のリーダーシップのもと、さらなる成長が期待されています。今後、Apptioがどのように日本の企業をサポートし、業界変革に寄与していくのか、その展開に注目が集まるところです。
詳しい情報は、
Apptio公式サイトをご覧ください。