新美南吉没後82年「貝殻忌」がやってくる
愛知県半田市では、令和7年3月20日から23日の期間で新美南吉没後82年を祝う「貝殻忌」が行われます。このイベントは当記念館の名誉ある作家、新美南吉の命日である3月22日を中心に多彩な行事が進行される、冬の締めくくりにふさわしい催しとなります。
新美南吉の命日を偲ぶ式典
3月22日(土)の式典では、昨年お亡くなりになった著名な詩人・谷川俊太郎氏が南吉童話集に寄せたエッセイを朗読します。南吉を偲ぶ想いを胸に、つばさ幼稚園の園児たちが大中恩作曲の「貝殻」を歌い上げます。このような場面は、とても心温まる瞬間で、訪れる皆様の心にも深い感動を呼ぶことでしょう。
入館料は無料で、どなたでも式典に参加可能なので、ぜひ多くの方にご参加いただきたいです。式典の合間には、南吉が愛した自然や彼の作品を振り返る貴重な時間が広がります。
多彩なイベントで楽しもう
期間中は、多様なイベントが盛りだくさんです。3月20日(祝)からは、「AMI南吉を歌う」イベントの開催で、南吉の作品に触れることができる良い機会です。また、毎日開催される南吉クイズや、メッセージやイラストを南吉へ送るコーナーも用意されていて、家族皆で楽しむことができます。
3月23日(日)には、「貝殻忌ウォーク」と題した文学散歩も登場します。ガイドと共に南吉の作品を感じながら自然を歩き、文学への理解を深めることができます。事前予約が必要ですが、特別な体験になること間違いありません。
このほか、けん玉やこま、筒けんなどの遊びコーナーや、俳優の石川恵深氏による紙芝居も行われるので、子どもから大人まで楽しめることでしょう。デコパージュでのウッドキーホルダー作りや、新美南吉の読書会も参加奈ております。
多世代が集う賑やかな催し
新美南吉の命日を通じて、半田市ではさまざまな世代が集まり、文学や自然について語り合う素晴らしい機会を提供します。特に幼稚園の園児たちが中心となるイベントは地域のコミュニティと絆を深める良いチャンスです。2022年に新美南吉の命日を「貝殻忌」として正式に定めて以来、地域の皆様と協力し、毎年多くの人々を迎える素敵な行事に成長してまいりました。
式典の日には、献花台も設けられ、参加者は南吉の作品や彼の生涯に思いを馳せることができます。この貴重な機会、新美南吉の作品を愛するすべての方々にとって、今年も素晴らしいイベントとなることでしょう。ぜひご参加のほど、お待ちしています。
イベント詳細
- - 日時: 令和7年3月20日(祝)~3月23日(日)
- - 場所: 新美南吉記念館(半田市岩滑西町1-10-1)
- - 対象: どなたでも(部分的に有料イベントあり)
お問い合わせ
- - 半田市教育部新美南吉記念館
- - 電話:0569-26-4888
詳しくは
公式ページをご覧ください。