健康寿命をカラダの使い方で延ばす
日本において「健康寿命」がますます重要視されている中、著書『健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい』の著者小林篤史氏は、日常生活におけるカラダの使い方が健康に与える影響について詳しく解説します。
健康寿命とは
健康寿命とは、健康問題により日常生活に制限がかからない期間のことを指します。厚生労働省の調査によれば、令和4年時点での日本の男性の健康寿命は72.57歳、女性は75.45歳です。であり、これからの時代でいかに「健康で長生き」するかが大きな課題となっています。万が一100歳まで生きることができたとしても、その中で日常生活に制限がある期間が約10年もあることを思うと、いかにその期間を短縮できるかが大切です。
著者小林氏は、25年以上にわたり姿勢の専門家として3万人以上の患者を助けてきました。お座りから立ち上がる際、歩く際の動作方法を見直すことが、健康寿命に大きな影響を与えると述べており、特に歩き方が重要であるとしています。
利き足の意識
あなたは自分の「利き足」を意識したことがありますか?利き足とは、日常生活の中で無意識に使う側の足のことを指します。多くの人は利き手は意識しますが、利き足に自覚がない人が多いのではないでしょうか。例えば、バッグを持つときに右肩にかけたり、階段を昇るときは左足を使ったりと、無意識な動作がカラダにゆがみをもたらします。
これらの無意識的な動作が癖となり、カラダに負担がかかり、いずれは痛みや不調を引き起こす状態につながるのです。小林氏は特に「逆足スタート」から歩き始めることの重要性を説いています。利き足と反対の足から歩くことで、バランスを整え、ゆがみを解消できるのです。
利き足チェック方法
自分の利き足を把握する最も簡単な方法は「段差降りテスト」です。階段の段差を降りる際に、無意識で先に出る足がその方の利き足です。たとえば、右足から降りる場合は、利き足が右足ということになります。この結果を知ったら、次は「逆足スタート」で歩き出してみましょう。
逆足スタートによるカラダのリセット
利き足がわかったら、今度はその逆の足からスタートして、約3分間歩くことを試みます。この際には、「骨盤を立てて、できるだけ大きく歩く」というポイントを守りましょう。このトレーニングによって、体のゆがみが整い、バランスが取れた姿势に改善されることが期待できます。
実際に、この逆足スタートを体験した声の中には、「姿勢が改善された」との報告も多く、AI姿勢分析システム「Posen」のスコアも向上したとのデータがあります。
日常生活での意識
書籍には、ゆがみを取り、より健康的なカラダになるための日常生活の動作やストレッチが数多く紹介されています。例えば、デスクワーク時の正しい姿勢や足組みのしかた、さらには「何分までならセーフ?」というような情報も提供しています。また、二次元コードをスクリーンショットすることで解説動画を視聴することも可能です。
このように、日常の中で自然に健康を意識し、カラダを良い状態に保っていくためのアプローチが容易に実践できる内容になっています。
著者プロフィール
小林篤史氏は、姿勢の専門家として数々の著書を出しており、その実績から多くの人々に支持されています。一般社団法人日本施術マイスター養成協会の代表理事としての活動を通じて、猫背矯正や健康の大切さを広め続けています。
書籍紹介
このような内容が詰まった『健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい』は、2025年1月7日に発売予定で、104ページからなる小冊子です。詳しい内容は、書籍紹介ページで確認することができます。