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ランサムウェア攻撃からのデータ保護を強化する新ストレージシステム

Arcserve Japanが新たなデータ保護ソリューションを発表

2025年9月3日、Arcserve Japan合同会社は、企業のデータ保護に革新をもたらす新製品「Arcserve Cyber Resilient Storage（CRS）シリーズ」を発表しました。この新たなストレージソリューションは、特にランサムウェア攻撃からのバックアップデータの保護を強化するために設計されています。

新しいイミュータブルストレージとは

CRSシリーズは、統合バックアップ/リカバリソリューション「Arcserve® Unified Data Protection（UDP）」のためのイミュータブルストレージです。このストレージは、オンプレミス型とクラウド型の二つのタイプで利用でき、具体的なニーズに応じて使い分けられます。データのバックアップやリストアは、使い慣れた「Arcserve UDPコンソール」を通じて簡単に行うことができ、迅速な業務再開をサポートします。

ランサムウェアの脅威と求められる対策

日本の情報処理推進機構（IPA）によると、2021年から現在にかけて、組織に対するランサムウェア攻撃は最も脅威であるとされ、ここ五年間で一位を維持しています。また、警察庁の調査によると、バックアップからのデータ復元ができなかった組織の7割以上で、そのバックアップデータ自体が暗号化されていたことが分かっています。これらのデータからわかる通り、事業継続のためにはバックアップデータをいかに保護するかが重要です。

Arcserveの新機能

CRSシリーズは、バックアップデータの改ざんや破壊に対抗するため、イミュータブルなスナップショットを自動で取得します。これにより、万が一バックアップデータが破壊された場合でも、過去の状態に復旧することが可能です。また、データストアの位置やスナップショットの設定を簡単に行えるため、事業者はより効率的にデータを管理できます。さらに、継続的な増分バックアップやデータの重複排除、圧縮を行うことで、ストレージの効率的利用も実現します。

提供開始と価格

CRSシリーズは2025年9月3日から受注を開始し、9月8日より出荷が開始されます。価格は次の通りです。

- Arcserve Cyber Resilient Storage：36,000円（税抜）／1 TB1年サブスクリプション
- Arcserve Cloud Cyber Resilient Storage：60,000円（税抜）／1 TB1年サブスクリプション

これに加えて、Arcserve UDP 10.2も同日に新機能を搭載してリリースされ、特にクラウド環境においてのデータ保護の強化に特化しています。

まとめ

Arcserve Japanの新たなCyber Resilient Storageシリーズは、現在のデジタル環境においてますます重要性が増しているバックアップデータの保護に寄与することでしょう。これにより、企業はランサムウェア攻撃に対抗し、より安心してビジネスを継続できるようになります。

詳細については、こちらのリンクを参照してください。