新たな一歩を踏み出した「QMSmart」
2026年8月10日、株式会社Berryが提供する医療機器メーカー向けのクラウド型eQMS「QMSmart」において、最新のアップデートが実施されました。このアップデートは、医療機器業界が抱える品質管理の課題を解決するために設計されています。これまでの業務フローに革新をもたらす新機能が追加されたのです。
アップデートの中心機能
今回のアップデートでは、特に二つのAI機能が強化されました。一つは、企業が保持する文書や記録を元に根拠ある回答を提供する「AIチャット」。もう一つは、品質イベントの原因分析から改善策の提案までをAIが支援する「AI品質イベント分析」です。これに加え、AI-OCRによる全文検索機能や、組織単位のIPアドレス制限を導入し、データの利用と管理をさらに強化しました。
課題の根源に迫る
医療機器メーカーは日常的に、文書の確認や過去の記録の調査、品質イベントの分析に多くの時間を費やしています。そのため、実際の判断力や問題解決力が低下し、結果として業務効率が落ちるという問題を抱えています。そもそも、文書や記録自体は重要な資産であり、これを効果的に活用するために「探す」ことに時間をかけず、迅速に判断につなげることが求められているのです。
新機能の詳細
1. AIチャットによる迅速な情報取得
「この手順はどの規程に書いてあったっけ?」という問いに対して、AIが適切な根拠を持って回答します。文書内の該当箇所を特定するだけでなく、過去の記録も参照できるため、業務に役立つ情報を瞬時に引き出すことができます。また、手順書作成や記録の下書きも手軽に行えるため、業務のスピードが劇的に向上します。
2. 品質イベント分析の支援の進化
苦情や不具合の情報を入力することで、AIが自動的に分析を行うプロセスが整いました。分析結果は、事象のサマリーやリスク評価を提示し、過去の事例から類似データを自動抽出します。これにより、過去の経験に基づかず、データをもとにした判断が可能に。最後に提案されるCAPA(是正措置・予防措置)は、現場での迅速な対応を促します。
3. AI-OCRによる文書検索
また、スキャンした文書からテキストを抽出し、全文検索することができるAI-OCR機能が追加され、紙の文書もシステム内で活用できるようになりました。これにより、必要な情報を求める際の時間的なロスが大幅に削減されるでしょう。
4. IPアドレス制限によるアクセス管理
クラウドでの運用では、アクセスの統制が重要課題です。今回新たに設置されたIPアドレス制限機能により、特定の組織単位での接続元IPを管理することが可能になりました。これによって、安全性が一層強化され、安心してデータを扱える環境が整います。
まとめ
「QMSmart」は、医療機器業界の品質管理の合間を縫うように出現した、まさに時代を先取りしたシステムです。今回のアップデートにより、大幅な業務効率の向上が期待され、経験に依存せず、確かなデータに基づいた判断を可能にします。Berry社は、医療機器の製造・販売における自らの経験を基に、実際に使えるQMSを追求し続けています。この進化を通じ、QMSmartがもたらす未来の医療機器業界の景観が楽しみでなりません。
会社概要
株式会社Berryは、2021年に設立された医療機器ベンチャーで、「あらゆる人が必要な時に必要な医療を受けられる社会の実現」を理念とし、3Dプリント技術を活用した革新的な医療機器の開発を進めています。今後も業界の発展に寄与することが期待されており、その動きから目が離せません。
公式サイト:
Berry公式サイト
製品サイト:
QMSmart