AI コールセンター「コルサポ」β2.0がもたらす革新
株式会社エクサテックが開発したAI音声認識を活用したコールセンター支援サービス「コルサポ」の新バージョン、β2.0が2025年7月7日に発表されました。この新しいプラットフォームは、先着10社を募集する無償トライアルプログラムを実施しており、業界のニーズに応えるために幅広い機能を追加しています。
β2.0の新機能
「コルサポ」β2.0には以下のような重要な機能が実装され、大幅な業務効率の向上が期待されています:
1. リアルタイム通話要約
通話が終了するや否やFAQ及びCRMチケットを自動生成し、10秒以内にダッシュボードへ情報を反映します。この機能により、後処理にかかる時間を平均で40%も削減することができます。
2. ノーコード対話フローエディタ
専門知識が不要で、ドラッグ&ドロップ操作によってIVRやFAQを簡単に設計・改修できるようになりました。これにより、シナリオ公開にかかる工数を最大75%短縮することが可能です。
3. 音声認識エンジンv3
日本語の認識精度が、従来と比べて12%向上しました。この改善によって、誤転送や聞き返しなどの問題を減少させ、利用者のスムーズな体験を実現します。
4. API連携
他社のPBXとの連携や自社アプリへの対応が柔軟に行えるようになり、開発工数の短縮が可能になります。この機能はカスタマイズ性を高め、より多彩なニーズに応えることができます。
先行利用プログラムの概要
「コルサポ」β2.0の先行利用プログラムには、以下の内容が含まれています:
- - 募集枠: 先着10社(業種や規模は不問)
- - 期間: 2025年7月8日から9月30日まで
- - 参加費: 無償(通話量は月3000分まで)
- - 参加条件: 利用後にアンケートへの回答や事例掲載への協力が必要
- - 申込方法: 公式サイトの申し込みフォームから
開発の背景
最近、問い合わせが急増する中でオペレーター不足が深刻になっています。また、24時間体制の対応や繁忙期の人件費が高騰する中、自動化のニーズが高まっています。しかし、従来の製品は設定にプログラミングが要るため導入や運用のハードルが高く、改善サイクルが遅れていました。さらに、音声データの共有や分析ができず、KPI改善に結びつかない現実が続いています。
代表者のコメント
代表取締役の大西洋平太氏は、「誰でもすぐに使いこなせる操作性とデータ利活用を磨きました。β2.0では10社の皆さまと共創し、日本のコールセンター運営を次のレベルへ引き上げます」と語っています。この進化したコールセンター「コルサポ」は、今後も期待されるサービスと言えるでしょう。
会社概要
株式会社エクサテックは、岩手県盛岡市を本拠地に2022年に設立されました。AIソリューションの開発やクラウドサービスの運営、コンサルティング等を行っています。詳しい情報は
公式サイトで確認できます。
新しい「コルサポ」がどのように業務効率化を実現するか、今後の展開に目が離せません。