結婚式に対する未婚者の意識とは?
株式会社ベルコは、結婚式に関する意識調査を実施し、その結果が公表されました。この調査は、過去5年以内に結婚式を挙げた既婚者や結婚式を行わなかった既婚者、さらに現在未婚の方々から得られたもので、総計4,338名が参加しました。特に未婚者の態度に注目し、その意見を深掘りしていきます。
調査の概要
調査は2024年6月24日から同年7月7日の間に行われ、対象は全国で20歳以上49歳以下の方々です。未婚者の方はパートナーの有無に応じて、結婚式に対する意向を調査し、結婚式を挙げたい理由や挙げない理由についても詳しく聞かれました。具体的には、結婚式のスタイルや準備について重視されている点などが浮き彫りになりました。
未婚者の結婚式への希望
調査結果によれば、結婚式を挙げたいと考える未婚者のうち、最も多い希望スタイルは「挙式と披露宴等」で全体の45.9%に達しています。特にパートナーがいる方の53.9%がこのスタイルを好むと回答しています。また、結婚式を挙げたい理由には、親・親族への感謝を示すためや、友人への紹介などが挙げられました。しかし、パートナーがいない方への理由では「自分たちが楽しむため」といった回答が多くなっており、明確な違いが見えました。
結婚式を挙げない理由
それとは対照的に、結婚式を挙げないと思う理由の中で特に多かったのが「結婚式の必要性を感じていない」という意見です。ここで興味深いのは、注目を浴びることが苦手という理由が46.1%の人々から寄せられたことです。このことから、特に注目を浴びることに対する心理的な抵抗を持っている未婚者が多いことが伺えます。
結婚式を挙げるための条件
一方で、将来的に結婚式を挙げたいと思う条件については、「金銭的に余裕ができたら考えたい」との回答が28.9%と多く、他にも「パートナーの意向があれば考えたい」という意見が続きました。しかし、これらの回答は分散しており、各々の状況によって希望が様々であることも意味しています。
パートナーとの話し合い
パートナーがいる未婚者の中で、結婚式について話し合った経験を尋ねると、挙式を望む方たちはその話し合いを進める傾向が見られました。挙式を挙げたいと考える方では52.0%が話し合ったと回答し、その多くが「挙式と披露宴等」というスタイルを希望しています。
この調査結果は、今後結婚を考える方々にとっての貴重な参考となることを願っています。コロナ禍を経て、結婚式のあり方やその価値について再評価される時期にある今、私たちの結婚式に対する意識がどのように変化しているのか、さらに掘り下げていきたいものです。