子どもたちの「さみしい年末」を笑顔に変えるチャリティイベント

児童養護施設の子どもたちに笑顔を届ける「笑うお食事会」

福島県福島市にて、NPO法人チームふくしまが主催する「笑うお食事会」が12月29日（月）に開催されます。このイベントは、児童養護施設にいる子どもたちが年末に感じる寂しさを少しでも和らげ、笑顔を与えることを目的としています。日々、様々な事情で帰る場所がない子どもたちにとって、この時期は特に心が孤独になりがちです。

「お互いさま」の精神から始まった支援活動

当NPOは東日本大震災をきっかけに設立され、以来、相互支援の重要性を根底において活動を続けてきました。特に、震災以前から続けている児童養護施設への支援活動を通じて、「お互いさま」の精神を地域に根付かせることを目指しています。この精神は、震災で多くの方々から支えられた経験に基づいており、今度はその恩を次世代へつなげていくことが私たちの使命です。

「笑うお食事会」はその一環として、毎年恒例のイベントとして2008年から続いています。子どもたちと一緒に時間を過ごすことで、共に学び、共に成長することを目指しています。このイベントに参加するボランティアたちも、子どもたちに笑顔を見せることで、豊かな人間関係を築いています。

年末年始の孤独を和らげる取り組み

このイベントでは、参加する児童養護施設の子どもたちが、ボランティアと共に食事を楽しみながら、接遇や食事マナーについて学ぶ時間も設けられています。また、職場体験の機会を提供することで、社会性を育む場にもなっています。特に年末年始は、多くの子どもたちが帰る家がなく、友達やボランティアがそれぞれの家庭で過ごす中で寂しさを感じる時期です。そのため、このような集まりは彼らにとって貴重な思い出となることでしょう。

参加費の使い道と今後の展望

「笑うお食事会」の参加費は12,000円で、これは次年度の成人式を迎える子どもたちの前撮り費用に充てられる予定です。このような支援によって、子どもたちが自信を持って社会に出て行けるよう、少しでもサポートできればと考えています。

また、私たちの活動の目的である「お互いさまの街ふくしま」を実現するには、多くの人々の協力が欠かせません。このイベントを通じて、多くの方々に支援の輪が広がり、地域全体が一体となって子どもたちを支えていけることを期待しています。

まとめ

「ありがとう」の気持ちを込めた笑顔溢れる年末を子どもたちに提供する「笑うお食事会」。岐路に立つ子どもたちにとって、彼らの未来を明るく照らす支援の灯となることを願います。これからも「ひまわり」を通じた復興支援や子育て支援活動を続け、地域に根付いた相互支援の精神を育ててまいります。あなたの参加と支援が、子どもたちの笑顔に繋がります。ぜひ、一緒にこの活動を盛り上げていきましょう。