スポーツ界が一体となりプラスチック削減を目指す「HEROs PLEDGE一斉アクションキャンペーン2024秋」実施速報

日本財団が主催した「HEROs PLEDGE一斉アクションキャンペーン2024秋」が、2024年の秋に行われました。このプログラムは、アスリートやファンが協力して、使い捨てプラスチックの削減に取り組むもので、特に日本のスポーツシーンからの支持が集まっています。

活動の背景

「HEROs PLEDGE」は、海洋汚染や異常気象など、環境の問題が深刻化する中で立ち上げられました。日本財団の会長、笹川陽平氏は、アスリートたちが社会課題解決の先頭に立つことを強調。彼らの影響力を使って、プラスチックの使用を減らそうという呼びかけが、今回のキャンペーンの根底にあります。

一斉アクションキャンペーンの実施

今年のキャンペーンは、10月26日から12月8日の期間に開催され、JリーグやB.LEAGUEなど、合計14のスポーツ団体が参加しました。それぞれの団体は、試合の合間を活用して、マイボトル持参の呼びかけや、プラスチック製品の削減に向けたさまざまな施策を実施。特に目を引いたのは、浦和レッドダイヤモンズが展開した独自のエコバック配布で、観客の3700人以上がプレッジに参加しました。

競争と成果

キャンペーン内では、プレッジ登録数やSNSでの投稿を競うコンテストも開催され、特に浦和レッズが最多のプレッジを獲得し、上位にランキングされました。具体的には、1位は浦和レッズの3,337プレッジ、2位にヴァンフォーレ甲府の1,168プレッジ、3位に横浜F・マリノスの565プレッジが入賞しました。

実施内容のご紹介

各チームでは、試合日ごとにさまざまな施策が行われました。例えば、横浜F・マリノスはホームゲームにおいて、競技場内にウォーターサーバーを設置し、来場者にマイボトルを持参するよう促しました。これにより、ペットボトルの使用が大幅に削減されました。また、ヴァンフォーレ甲府では地域の水源水を提供し、リユース食器の使用も拡大。これらの取り組みは、来場者に対し環境問題への意識を高める良い機会となりました。