富山県が新しいイノベーションの形を築く
2025年10月23日(木)に、富山市のタワー111スカイホールで「Innovation QUEST in TOYAMA 2025」が開催されます。このイベントは、地域の課題解決や新産業の創出を目指し、地元の企業と全国のスタートアップや研究機関が共に創り上げるためのマイルストーンとして位置づけられています。主催者には、
株式北陸銀行、北日本新聞社、インテック、Relicの4社が名を連ね、富山県と富山市が後援しています。
イベントの目的と内容
「Innovation QUEST in TOYAMA 2025」の主な目的は、富山県の地域イノベーションを推進することです。地域企業が抱える様々な課題を明確にし、それに対してスタートアップからの提案を募ることで、実際的な解決策を見出していくというものです。このプロセスは、実証実験を通じて進められ、事業化へ向けた道筋が築かれます。
イベントのプログラム
午後1時半から始まるイベントでは、主催各社によるリバースピッチ形式での課題テーマ発表が行われます。その後、それぞれのテーマに基づいた講演やパネルディスカッションを実施し、地域の学生や有識者が知見を共有します。午後5時30分からはネットワーキング交流会が予定されており、参加者同士が直接交流し、アイデアの深化を図る機会が設けられます。
主催者の中から発表される課題テーマは多岐にわたり、特に注目すべきは、
北陸銀行が提示する「アセット×AI・新技術で地域のイノベーションを創造する」ことや、
北日本新聞社が提示する「新聞社の情報資産×テックで地域の暮らし・ビジネスを豊かにする」というテーマです。
共同創造に向けたスケジュール
イベントの後は、全国のスタートアップ企業からの提案募集が始まります。提案の募集期間は2025年10月23日から11月24日まで、採択企業の発表は12月中旬を予定しています。合格した企業は実証実験を経て事業化を目指し、Relicが伴走支援を行います。最終的な成果報告会は2026年7月頃に行われる予定です。
各社の企業紹介
株式会社北陸銀行
北陸銀行は地域金融グループの中核として、個人・法人向けの多様な金融サービスを提供しています。地域との共創を通じて持続的な価値を創造しようとしています。
株式会社北日本新聞社
富山県内に発行本社を持つ唯一の新聞社として、140年以上の歴史を持つ
北日本新聞社。地域に密着した情報発信を行い、地域産業の活性化を図っています。
株式会社インテック
インテックは、IT分野において広範囲な事業を展開し、特にデジタル技術の活用による新たな市場創造に積極的に取り組んでいます。
株式会社Relic
新規事業開発に特化したリーディングカンパニーで、多くの企業との共創を通じてイノベーションを生み出してきました。スタートアップの育成とビジネスモデルの実現をサポートしています。
このように、「Innovation QUEST in TOYAMA 2025」は、富山地域の新たな産業創出に向けた重要なステップとなることでしょう。