SSFF & ASIA 2025開幕
2025-05-29 17:36:19

輝く才能と創造の祭典!「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025」が港区で華麗に開幕

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025」(SSFF & ASIA)が、今年も華々しく開幕しました。米国アカデミー賞公認という格式を持つアジア最大級の国際短編映画祭は、27回目を迎える今年、新たなランドマークであるTAKANAWA GATEWAY CITYを舞台に、レッドカーペットセレモニーとオープニングセレモニーを開催。天候に恵まれた5月28日、会場は熱気に包まれ、西野七瀬さん、加藤シゲアキさん、本郷奏多さん、吉田美月喜さん、香椎由宇さん、西垣匠さん、山﨑天さんといった豪華な顔ぶれが次々と登場し、観客の大きな歓声に応えました。

今年の映画祭のテーマは「creative active generative」。これは、世界中から集まるフィルムメーカーの“創造性(creative)”が、作品と観客、クリエイターと企業を結びつけ、新たな化学反応を“積極的に(active)”生み出す場を創出するという意図が込められています。さらに、「生成AI」といった最新テクノロジーを駆使し、新時代のクリエイティブを“生み出す(generative)”という、SSFF & ASIAの現在地と未来への展望が鮮明に示されています。今年は世界108の国と地域から4,592点もの応募があり、その中から厳選された約250作品が、リアル会場とオンライングランドシアターで鑑賞できます。

高輪ゲートウェイシティのGateway Parkで初めて実施されたレッドカーペットセレモニーでは、アート作品「100色の道」を通って登場した西野七瀬さんが、フリンジの揺れるブラックドレスを優雅にまとい、満面の笑みでファンを魅了しました。韓国の俳優オ・マンソクさんもファンサービスを惜しまず、サインに応じる姿が見られました。

続いて、TAKANAWA GATEWAY CITY内のLINKPILLAR Hall A・Bへ場所を移して行われたオープニングセレモニーでは、数々の賞の受賞発表や注目のプロジェクトが披露されました。新設された「TAKANAWA GATEWAY CITY アワード」の初代受賞者には、国際的に活躍する河瀨直美監督が選ばれました。大阪万博の会場から駆けつけたという河瀨監督は、「映像は100年、いや1000年後も残るもの。今だけでなく、未来へ繋ぐ思いをフィルムに焼き付けている。高輪ゲートウェイシティの『100年先の未来を見据えて』というビジョンと、私の思いが重なることを感じて恐縮ながらも嬉しく思います」と、受賞への感謝と映像への情熱を語りました。

ショートフィルム文化の普及に貢献した功績を称え、「特別賞」が授与された『MIRRORLIAR FILMS Season7』からは、本作の監督を務めた加藤シゲアキさんと、テーマソングを手がけたスキマスイッチの大橋卓弥さん、常田真太郎さんが登壇。加藤さんは「映画は一人では作れない。多くの人の善意と努力の結晶がこのトロフィーだと思う」と述べ、若手育成や地方創生への道のりが評価された喜びを伝えました。スキマスイッチの大橋さんは、故郷である愛知県東海市が舞台となった作品に携われた喜びを、常田さんは15年ぶりの登壇に触れ、プロジェクトの理念への共感と日本を代表するクリエイターが育つことへの期待を語りました。プロデューサーの阿部進之介さんと山田孝之さんからは、今後のプロジェクトへの意気込みが動画メッセージで届けられ、会場を和ませました。

『GEMSTONE Creative Label(TOHO)』からは、3つのショートフィルム作品の監督と出演者が登壇。西山将貴監督の『インフルエンサーゴースト』からは西野七瀬さん、本郷奏多さん、関駿太監督の『ソニックビート』からは西垣匠さん、山﨑天さん、村上リ子監督の『顔のない街』からは吉田美月喜さん、香椎由宇さんがそれぞれの作品について語りました。西野さんは初めてのショートフィルム出演に「短い時間の中にストーリーが凝縮されていて、新鮮で貴重な経験になった」と感想を述べ、本郷さんは西山監督の明確なビジョンを称賛。初めて映画出演した山﨑さんは「完成した作品のスピーディーさと音の迫力に圧倒された」と語り、西垣さんは「若い世代に一歩踏み出すきっかけを与える作品」、吉田さんは「俳優としても鍛えられる濃密な作品」、香椎さんは「不思議な演出に戸惑いつつも、監督の独特な雰囲気に納得し、楽しんで演じられた」と、それぞれの作品への思いを語りました。

実際のレコーディング中の会話が元になったショートフィルム「変な声」には、「話題賞」が贈られ、クリープハイプの尾崎世界観さんと阪元裕吾監督が登壇しました。尾崎さんは、音楽では伝えきれない「もどかしさ」を映画の表現力で補い、言葉にできなかった思いを表現できた喜びを語りました。

さらに、日韓交友正常化60周年関連イベントの一環として開催される『JAPAN-KOREA Friendly Concert』に出演するオ・マンソクさんが登壇。初めて日本の映画祭に参加した彼は「素晴らしい体験だった。20年以上の歴史を誇る短編映画祭の伝統と重みを感じた」と述べ、自身も短編映画を準備中であることを明かし、来年の応募への意欲を見せました。

J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDはポルトガルのゴンチャロ・アルメイダ監督の『ヴァーリャの冒険』に、BOOK SHORT AWARD大賞は中西真理さんの脚本『雨恋』に授与されるなど、多彩な才能が表彰されました。株式会社ミルボンによる「美しさ」をテーマにしたプロジェクトや、文化庁長官による「日本博 2.0」の紹介も行われました。

セレモニーの最後には、東京国際映画祭の安藤裕康チェアマンが別所哲也代表のリーダーシップを称え、「東京国際映画祭もこのオープニングセレモニーに負けない素晴らしいものにしたい」と挨拶。これを受け、映画祭代表の別所哲也さんは、「ショートフィルムは多くの映画監督にとって、映画人生の始まりの一歩。この一歩を大切にし、これからも精進していきたい」と熱く語り、オンラインとリアル両方での鑑賞を呼びかけ、セレモニーは感動のうちに幕を閉じました。本セレモニーのアーカイブはYouTubeで視聴可能です。

【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025 概要】

映画祭代表: 別所哲也
開催期間:
4月24日(木)~6月30日(月)オンライングランドシアター
5月28日(水)オープニングセレモニー TAKANAWA GATEWAY CITY
5月29日(木)~6月1日(日)TAKANAWA GATEWAY CITY、表参道ヒルズスペースオー
6月3日(火)、4日(水)赤坂インターシティ コンファレンス
6月6日(金)~10日(火)WITH HARAJUKU
6月6日(金)~8日(日)LIFORK HARAJUKU
6月11日(水)アワードセレモニー LINE CUBE SHIBUYA

チケット情報:
オンライングランドシアター鑑賞パスポート: 2,500円(日本国内)/ 15米ドル(日本国外)
東京会場プログラム券:
前売り:一般 1,500円、学生・シニア・障がい者割引 1,200円
当日券:一般 1,800円、学生・シニア・障がい者割引 1,500円
未就学児(小学生未満)無料
パスポート(表参道ヒルズ スペースオー、WITH HARAJUKU HALL対象): 一般 7,000円、学生・障がい者割引 5,500円

オフィシャルサイト: https://www.shortshorts.org/2025
主催: ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会


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会社情報

会社名
株式会社パシフィックボイス
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-12-8 SSUビル4F
電話番号
03-5474-8201

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