新たな星空体験を提供する宿認定制度
日本旅行の研究部門である日本旅行総合研究所が、宿泊施設向けの『星空を楽しめる宿認定制度』を新たに設立しました。この制度は、星空観光の発展と地域への新たな観光価値の創出を促進することを目的としています。このような取り組みは、星空を楽しみたいと願う人々に対して、安心して楽しめる宿泊場所を提供することが目的です。
星空を楽しみたいと思っている人々が集まる中、全国には多くの「星空が美しい」ロケーションがありますが、その場所がすべてで星空を楽しめる環境であるわけではありません。たとえば、天の川を観賞したい人、星座にまつわる物語を学びたい人など、個々のニーズは異なります。そのため、特に初心者にとっては、星空観賞という非日常の体験をイメージすることが難しい場合があります。
この制度は満天の星が見えることを保証するものではなく、宿泊施設が星空観賞を楽しむための環境を整えているかを審査します。具体的には、宿泊施設の設備の充実度や接客、周辺環境の状況などが評価され、認定を受けることができるようになります。さらに、星空観光に新たに取り組もうとする宿泊施設にもこの制度は開かれており、認定は星空観光の魅力を引き出すための有効なスタートアップツールとなることでしょう。
専門家による監修
この認定制度の審査は、星空の専門家であり、以下の三名の協力を得て行われます:
- - 渡部 潤一氏(国立天文台特任教授)
- - 越智 信彰氏(東洋大学経営学部准教授)
- - 永田 美絵氏(コスモプラネタリウム渋谷チーフ解説員)
また、現地調査は星空ガイドの資格を持つ星空案内人が担当し、彼らの知識と経験を活かして正確な評価を行います。
認定の流れとサポート
制度の受付は2024年9月25日から始まります。申請プロセスは以下の通りです:
1. お問い合わせ(WEBサイトからフォーム送信)
2. 資料送付と審査日程の調整
3. 自己分析シートの提出
4. 見積り送付、認定申込書提出
5. 施設パンフレットの提出
6. 現地調査
7. 審査結果の通知
8. 認定マークの発行と記念品の贈呈
認定を受けた宿泊施設には、星空観光に関する勉強会や情報交換会への参加、さらに人材育成や資格講座の案内も行われる予定です。これにより、各施設が星空観賞の魅力を引き続き高められるようサポートします。
審査基準と評価
認定にあたっては、
設備・備品、
接客サービス、
周辺環境の三つのカテゴリーで評価が行われ、全体の得点が7割以上で「星空を楽しめる宿」として認定されます。また、これらの項目ごとの評価も行われ、特に優れた施設には星の数が与えられます。審査項目の詳細は日本旅行のWebサイトで確認できます。
星空をテーマにした宿泊施設が増える中、より多くの人に星空の楽しみを知ってもらうための取り組みが期待されています。日本旅行の新しい認定制度は、星空観光の可能性を広げる一歩となることでしょう。
お問い合わせ先
星空総合コンサルティング部
住所: 東京都中央区日本橋1-19-1日本橋ダイヤビルディング12階
ウェブサイト:
日本旅行
メール:
[email protected]
※星空観光のさらなる発展を期待しています。