高級焼肉レストラン「焼肉うしごろ」を展開する株式会社サングは、キャンセル料請求業務を効率化するために、Payn株式会社が提供する自動化ツール「Payn」を導入しました。東京を中心に、飲食業界では多くの予約が行われ、多様な課題が山積しています。その中でも、無断キャンセルやキャンセル料の請求、回収業務の煩雑さが特に問題視されており、これに対処するためには新しいアプローチが求められていました。
Paynは、キャンセルポリシーを明確にして、スムーズな請求と回収を実現するために設計されたツールで、導入により多くの事業者がその効果を実感しています。サングのスーパーバイザーである山田知春さんと「焼肉うしごろ」の店長、上田拓也さんは、最初はキャンセル料の請求に対する不安があったと語ります。彼らは以前、キャンセル料を請求することは難しいと感じており、特に外部の予約サイトを利用した場合には、その手続きが煩雑すぎて請求が困難でした。
しかし、Paynの導入によって、キャンセルポリシーをしっかりと明示することが重要だと認識が変わり、請求を実行する文化が定着し始めました。実際に運用を始めると、顧客に寄り添った対応が功を奏し、未払いの問題や顧客からのネガティブな反応はほとんどなくなったとのこと。また、キャンセルポリシーを確認する電話も強化され、直前のキャンセルが減少する傾向が見られるようになり、業績に好影響を与えています。
一年前の自分に対して、「不安はあるかもしれないが、まずは導入すべきだ」と伝えたいと山田さんと上田さんは口をそろえます。業務の自動化によって、より効率的で明確なコミュニケーションが実現されたことで、予約のキャンセル自体に対する意識も変化し、今後は業界全体の常識として根付くことが期待されています。これによって、売上への悪影響も抑えられるとの見解です。
Payn株式会社のCEO、山下恭平さんも、このプロジェクトには強い思いを持っています。彼は二社目のスタートアップを立ち上げる中で、飲食業界での経験を活かし、業務の効率化を追求することに情熱を注いでいます。
「Payn」が広がることで、業界全体の運営が円滑になり、飲食店がより持続可能なビジネスを展開するための新たな一歩となることを願っています。導入を通じて得た学びや成功体験が、同業他社にとっても大きな励みとなるでしょう。今後の「焼肉うしごろ」や「うしごろS」、「上」に続くカジュアル業態の「うしごろバンビーナ」での導入にも注目です。