アペックスの新工場
2025-09-02 16:25:25

アペックスが新工場Base5を開設し生産体制を強化

アペックスが新たな工場Base5を開設



株式会社アペックスは、2024年10月から準備を進めていた新工場「Base5」を、2025年9月に正式にオープンすることを発表しました。この工場の増設には、近年の受注増加を受けた体制強化の狙いが込められています。特に、自動車業界における試作開発・デザインサービスを中心に展開するアペックスでは、顧客ニーズに応えるための柔軟な生産体制が求められていました。

事業の背景



アペックスの主な顧客は、自動車OEMやTier1メーカー。近年、同社は「PoC(Proof of Concept Service)」と「試作開発サービスプロバイダー」という二つのコンセプトを掲げ、試作・開発におけるニーズの多様化に対応してきました。特に注目されているのは、車載HMI(Human Machine Interface)の開発において評価が高い、実車両を改造して次世代機能を実装するサービスです。このサービスにより、アペックスは新たな顧客層を広げており、急速に受注が増加しています。

しかし、従来の工場「Base4」(床面積39㎡)では、生産の限界に達しつつありました。このままでは、需要に対応できなくなる恐れがあったため、次なるステップとしての工場増設が必要とされました。新工場「Base5」は、総床面積703㎡を誇り、これまでの約18倍に相当する広さを確保。車両開発スペースも445㎡に拡大し、収容可能な車両数も約3倍となるなど、大幅な生産能力向上が期待されています。

新工場の特色



「Base5」には、最新の大型コンプレッサーや簡易塗装ブース、各種専用工具が導入されており、これまで以上に多様な試作・車両改造ニーズに応える環境が整っています。広い作業スペースを利用したレイアウトの最適化により、作業効率が向上し、スタッフの工数運用が柔軟化。さらに、高いセキュリティレベルの強化も図られており、安全で生産性の高い製造体制が構築されます。

未来に向けた展開



今後、Base4の機能は段階的にBase5へ移管され、Base4は注型・加工領域に特化した設備強化に転用される予定です。これにより、既存事業の活性化も期待されています。アペックスは引き続き、車両開発や車載HMI開発における試作・開発サービスを提供し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献してゆく方針です。

この新たな挑戦は、一企業としてだけではなく、業界全体において重要な意味を持つものであり、アペックスの今後の成長がますます注目されます。


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会社情報

会社名
セレンディップ・ホールディングス株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦1-5-11名古屋伊藤忠ビル
電話番号
052-222-5306

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