髙松建設、CFT構造賞(普及)を受賞!環境配慮と技術力融合の東京本社ビルが評価される
髙松建設株式会社は、JV(共同事業体)で設計および施工した「髙松コンストラクショングループ東京本社ビル」が、CFT構造賞(普及)を受賞したと発表しました。
CFT構造賞は、2000年度に設立され、年間の竣工物件の中から、意匠設計、構造設計、耐火設計、施工、普及貢献を総合的に評価・選考し、特に優れた作品の実現に貢献した建築主、設計者、施工者に贈られる賞です。
今回の受賞は、2024年6月17日に一般社団法人新都市ハウジング協会主催の「2024年度CFT構造賞」表彰式にて行われました。髙松建設株式会社は、新都市ハウジング協会理事長から賞状ならびに賞牌を授与されました。
受賞対象となった「髙松コンストラクショングループ東京本社ビル」は、環境性能とデザイン性を兼ね備えた斬新な構造が特徴です。具体的には、クローズド・キャビティのダブルスキンファサードを採用することで、環境負荷を低減しながらも、シンプルで透明度の高いスタイリッシュな外観を実現しています。また、不整形な敷地形状や音環境への配慮も徹底されており、環境性能の向上とCFT構造の効果を最大限に活かした設計となっています。
さらに、ゼネコンの自社ビルとして、構造体を随所に表すことで、“技術のショールーム”として機能している点も評価されています。構造面では、純ラーメン構造を採用し、耐震性能を高めるための制震ダンパーを共用部のコア周りのみに配置することで、動線計画への影響を抑えながら、高い耐震性を確保しています。
施工面では、指針適合技術指導および施工計画技術指導を受審し、施工技術習得への取り組みを真摯に実施した点が評価されました。環境面では、外装に日本初となるCCF (クローズド・キャビティ・ファサード) システムのダブルスキンカーテンウォールを採用することで、CASBEE Aランクを実現。さらに、既存地下構造物の仮設山留利用など、環境負荷低減への取り組みが評価されました。
髙松建設株式会社は、今後も環境性能と技術力を融合させた建築物を積極的に展開し、社会に貢献していくとしています。