食品表示データ作成の自動化が実現
大阪市に本社を構えるユーザックシステム株式会社は、業務プロセスの自動化を推進しています。このたび、東京都に本社を置く株式会社エフシージー総合研究所が提供する「食品大目付そうけんくん」と連携し、食品表示データの入力作業を完全に自動化する「Robo派遣」サービスの提供を開始しました。この新しいサービスは、2023年8月27日より利用可能となっています。
「食品大目付そうけんくん」は、法律に則った食品表示を自動作成するためのアプリケーションですが、現時点ではまだデータ入力を手作業で行う必要があり、忙しい食品製造現場では誤入力や漏れが頻繁に発生する可能性があります。そこで登場したのが、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を活用した「Robo派遣」です。
自動化による業務負担の軽減
この新サービスの導入によって、定型的な入力作業が自動化され、人為的なミスを大幅に削減することが可能になります。入力作業だけでなく、元データの収集や整理、転送作業も自動化されるため、担当者の業務負担が大幅に軽減されることは間違いありません。
さらに、データ入力時に発生する可能性のあるエラーをリアルタイムで検出し、業務カレンダーに合わせた作業スケジュールの調整も行えます。これにより、よりスムーズな業務運営が実現します。
自動化の具体例とサービス内容
具体的には、「Robo派遣」では以下の作業がすべて自動化されます。
- - 合否判定Robo: 規格書を自動でアップロードし、合否を判定。
- - 規格書完了報告Robo: 規格書のチェックが完了した際に自動通知。
- - 規格書取り込みRobo: 合否判定後の規格書を自動取り込み。
- - 原料の一括表示作成Robo: 取り込んだ原料規格書を一括表示。
なお、「Robo派遣」サービスを導入する際、現在「食品大目付そうけんくん」を使用しているユーザーには初期費用がかかりません。月額料金は1業務につき5,000円となっており、データ入力などの自動化を行うためには「Autoジョブ名人」のライセンス契約が必要です。
企業の理念とサービス内容
ユーザックシステムは1971年に創業以来、顧客の業務課題を解決するためのノウハウを蓄積し、システムをパッケージ化した「名人シリーズ」を提供しています。その中に、RPA、EDI、物流、帳票分野に対応するアプリケーションが含まれており、短期間で安心して導入できることが特徴です。
一方、エフシージー総合研究所は1985年に設立以来、企業やマスコミ、消費者をつなぐシンクタンクとして活動してきました。食品表示業務に特化したサービスを提供し、多様な業種でサポートを行っています。
このように、「Robo派遣」サービスによって、食品業界内の業務効率化が図られるのは大きな意義があります。今後も、このようなシステムの発展が期待されるでしょう。
興味がある方は、
ユーザックシステムの公式サイトを訪問して、さらに詳しい情報を得てください。