農業イノベーションの祭典『NARUTO CONNECT Vol.3』へようこそ
2026年2月12日、徳島県鳴門市でスタートアップと地元の連携を促進するイベント『NARUTO CONNECT Vol.3』が開催されます。これは、農業・アグリテックの分野に特化したピッチイベントであり、実験の場を求める多くのスタートアップ企業を対象としています。具体的な応募締切は2026年1月22日午後6時で、興味のある企業からの参加を歓迎しています。
NARUTO CONNECTの目的
このイベントは、スタートアップに成長の機会を提供するためのアクセラレータープログラムの一環です。鳴門市は、なると金時やれんこん、鳴門らっきょといったブランド農水産物の産地として知られ、その環境を生かしたリアルな実証フィールドが揃っています。ここで、鳴門市はスタートアップに実証の場を提供し、両者の成長と今後のイノベーションを目指しています。
当日は、鳴門市内のJA関係者や農業従事者が参加予定であり、農業界の声をダイレクトに聞くチャンスです。
鳴門市の農業課題
鳴門市が抱える問題は多岐にわたります。以下に主な課題を挙げます。
1.
生産・出荷工程の手作業依存
手作業によるらっきょうの「切子」やいちごの収穫は、熟練の人手が必要です。これにより、ピーク時に人手不足が発生し、スピードや精度のばらつきが生じています。自動化、画像認識技術による等級判定が期待されています。
2.
重労働と身体的負担
れんこんの収穫や中腰での作業が多く、身体負担が大きいため、若手農業者の就業継続が難しいという現実があります。省力化装置やアシストデバイスの開発が求められています。
3.
収量確保と病害の安定化
レンコンの腐敗病や連作障害により、安定した収量確保が課題です。センサー技術やデータ解析が、この問題の解決策になるでしょう。
4.
規格外品の利活用
規格外のいもやれんこんの処理が課題となっており、フードテックの分野でのアップサイクルに期待が寄せられています。
5.
耕作放棄地の問題
高齢化や担い手不足により、耕作放棄地が増加。これにより地域のブランド産地としての生産力が低下しています。衛星やドローンを用いた評価技術が期待されます。
6.
農家の連携と組織づくり
各農家が行う個別最適な取り組みをエリア全体で共有し、チームでの最適化を目指す仕組みが求められています。営農情報の可視化やデータ連携がこの課題への答えとなるでしょう。
応募対象
鳴門市の課題に対し、実装可能なプロダクトを提供できるアーリーステージのスタートアップを歓迎します。特に、ロボティクス、画像認識AI、営農管理クラウドSaaS、フードテック領域の企業には多くのチャンスがあります。
スケジュール
- - 応募締切: 2026年1月22日(木)18:00
- - 選考結果: 2026年1月29日(木)予定
- - ピッチ当日: 2026年2月12日(木)15:00-17:00
- - 場所: UZULAB、徳島県鳴門市撫養町南浜東浜
参加方法
詳細やお申込みはこちらの
イベントページをご覧ください。本件に関するお問い合わせは、プロトスター株式会社アライアンス事業部までどうぞ。メールアドレス:
[email protected]。
スタートアップの皆さん、鳴門市と共に未来の農業を創るチャンスを手に入れましょう!