名古屋市のジートルが子ども成長支援プログラムを発表
名古屋市千種区のパーソナルジム、G-tle(ジートル)が2026年1月5日より新しい「子ども成長支援プログラム」をスタートします。このプログラムは、食育、成長期の筋トレ、生活習慣の改善、そして自己効力感の育成を組み合わせた統合的なアプローチを取ります。日本では平均寿命が84.3歳と高い一方で、健康寿命とのギャップが社会問題として浮上しています。その間の差は10.2年にも及び、日常的な健康への取り組みが十分に根付いていない状況に陥っています。
日本の子どもが直面する課題
政府のデータによると、日本の子どもたちは様々な身体的、心理的な面で基盤が低下しています。体力の低下が顕著であり、持久力や筋力は過去10年以上にわたり下降しています。具体的には中学生の朝食欠食率が12.6%、高校生が22%に達しており、さらにスマホ依存が進む中で、平均的な利用時間は3〜4時間に達しています。また、自己肯定感は日本で45%に過ぎず、他国の70〜80%と比べても大きな差があります。
このように、身体、生活習慣、心理の各面で同時に低下が見られることから、あらゆる側面にアプローチしなければ問題解決は難しいと言えるでしょう。
健康寿命の長さと平均寿命のギャップ
また、日本は世界的にも健康寿命が長い国ですが、その平均寿命との差は依然として大きな課題です。フィットネス参加率も米国やスウェーデンの約22%に対して、日本はわずか3.3%と非常に低く、日常的な健康づくりの文化が根付いていないことが明らかです。
筋トレの価値と広がり
近年、筋トレが子どもにとって重要な習い事として浸透しない理由には、親が野球やサッカーといった伝統的なスポーツを選びがちで、筋トレは大人のものという誤解があることが挙げられます。そのため、習い事としての筋トレ文化がまだまだ根付いていないのです。しかし、実際には筋トレはスポーツに比べて成果が見えやすい運動であり、怪我を予防し姿勢を改善する効果も期待できます。
G-tleのプログラムの具体的内容
G-tleの「子ども成長支援プログラム」は、以下の4つの領域にわたって子どもの成長をサポートします。
1.
食育の改善: 家庭での朝食改善や、栄養教育を提供。
2.
成長期専用の筋トレ: 骨端線に配慮した安全で効率的な筋トレを実施。
3.
生活習慣の改善: スマホの使用や睡眠の質を向上させる取り組み。
4.
自己効力感の育成: 自分の成長を可視化する方法を提供し、達成感をサポート。
医療や教育機関との連携
ジートルは、医療機関や教育機関との連携においても多くの実績があります。例えば、整形外科医院での子ども向け講座や大学生への生活習慣に関する講義、さらには市の自治体と共同で行うセミナーなど、多岐にわたってこれまでにプロジェクトを展開してきました。
代表者の日比野祐士氏の思い
代表の日比野祐士氏は、幼少期にいじめによる不登校を経験しました。筋トレと出会い、その効能に気づく中で自己肯定感を取り戻しました。この経験から、未来を切り拓くことができる教育への情熱が生まれ、プログラム開発につながったと語っています。「健康寿命が長い国である一方で、平均寿命との差を縮める鍵は、子ども期からの生活習慣づくりに他ならない」と強調し、今後も多くの子どもたちに影響を与える取り組みを展開していく意向を示しています。
今後の展開と期待
ジートルは今後、自治体や教育機関とのさらなる連携、医療機関とのプログラム開発、オンラインでのサポートなど、全国展開を計画しています。子どもたちの未来を支えるこの新たな取り組みに期待が寄せられています。
お問い合わせ
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