ガーナのカーボンクレジット
2025-09-11 14:27:22

東京ガス、関西電力と3Tが共に取り組むガーナのカーボンクレジット創出プロジェクト

ガーナのカーボンクレジット創出プロジェクトへの参画



東京ガス株式会社が関西電力株式会社およびスリー・ツリーズ・プライベート・リミテッド(3T)と共同で、ガーナ共和国におけるカーボンクレジット創出プロジェクトに参画することを決定しました。このプロジェクトは、環境に優しい取り組みとして注目されており、持続可能な社会を築くための重要な一歩となります。

プロジェクトの概要


本プロジェクトでは、ガーナ中南部の荒れた土地に植林を行い、原生林の復活に寄与することで、40年間で約120万トンのCO2を削減するカーボンクレジットを創出することを目指しています。この取り組みは、単なるカーボンオフセットにとどまらず、原生林の再生を通じて生物多様性の向上や地域住民への雇用機会を創出することを狙いとしています。これにより、地域コミュニティにも大きな恩恵をもたらします。

人権尊重のフレームワーク


プロジェクトの参加にあたり、東京ガスは「カーボンクレジット創出プロジェクトに関与する企業の人権尊重のためのフレームワーク」を適用します。このフレームワークは、地域の人権や環境への影響を評価し、改善策を提案するよう設計されています。それによって、創出されるカーボンクレジットの品質向上にも寄与することが期待されています。

東京ガスのビジョン


東京ガスはグループ経営ビジョン「Compass2030」において、「価値共創のエコシステム構築」と「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。地域社会や個々の生活における様々な課題に対し、革新的なサービスを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現を支援していく方針です。

歴史的な背景


東京ガスは140年以上の歴史を持つ企業で、グローバルな視点を取り入れたSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを強化しています。ガーナでのプロジェクトは、東京ガスが提供するカーボンオフセット都市ガスを通じて、クリーンエネルギーの供給を目指すものです。特に、都市ガス事業におけるカーボンオフセットの活用が重要視されています。

具体的な取り組み


具体的には、2019年に国内初のカーボンオフセット都市ガスの販売を開始した東京ガスは、信頼できるカーボンクレジットの調達や供給に向け、独自の品質基準を設定しました。これにより、300拠点以上の供給網を有し、100法人以上が参画するバイヤーズアライアンスを形成しています。今後も地域のニーズや環境変化に柔軟に対応したサービスを提供するために努力しています。

関西電力との連携


関西電力との協業の下で進行するこのプロジェクトは、カーボンクレジット創出を通じて、環境保護と地域社会への貢献を両立させることを目指しています。両社は、これに留まらず、コンプライアンスクレジットを含む信頼性の高いカーボンクレジットの創出に向けた共同開発を進めていく考えです。

3Tとの関係


プロジェクトにおけるカーボンクレジット創出を担当する3Tは、関西電力と東京ガスが出資するファンドの運営を行っており、生物多様性や環境解析に積極的に取り組んでいます。この協動により、高品質なカーボンクレジットを通じて、日本におけるカーボンクレジット市場の活性化にも貢献しようとしています。

IGNITUREの展開


さらに、2023年11月には新たなソリューション事業ブランド「IGNITURE」が立ち上げられました。これは、ご家庭や法人に対し経済的で持続可能なサービスを提供し、より良い未来を追求するためのプラットフォームとなります。

東京ガスは今後も、環境保護と地域貢献を両立させた取り組みを進め、持続可能な社会の実現を目指して邁進していきます。


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会社情報

会社名
東京ガス株式会社
住所
東京都港区海岸1-5-20
電話番号

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