トヨタ自動車とシダックスの新たな取り組み
トヨタ自動車が新たに開発したプログラミング学習コンテンツが、シダックス大新東ヒューマンサービスを通じて全国約400カ所の放課後児童クラブ及び放課後子ども教室で実施されることになりました。これはトヨタ・コニック・プロ株式会社とSDHの共同プロジェクトで、2024年8月の開始を予定しています。
プログラミング学習の目的
この学習プログラムは、子どもたちにプログラミング的思考を直感的に体験させ、未来について考えさせることを目的としています。具体的には、トヨタ自動車が開発した「トヨタ キッズ モビリティプログラム」が新しく導入されるほか、昨年度の人気プログラム「未来モビリティプログラミング教室」も継続されます。これにより、子どもたちは多様な視点からプログラミングとモビリティを学ぶことができます。
新プログラムの内容
トヨタ キッズ モビリティプログラム
2024年度から実施されるこのプログラムでは、子どもたちがクルマの活躍するシーンとプログラミングを関連づけたミッションに挑戦します。モビリティをテーマにした学習を通じて、電動車やMaaS(Mobility as a Service)など、新しい移動の形についても学んでいきます。
トヨタ自動車によるオリジナルミッションを利用し、最新のモビリティについて説明し、その理解を深めていきます。
- - 学習テーマ② ロボットトイを用いたプログラミング体験
ソニーの「toio™」というロボットトイを使い、プログラミング的な思考を磨くための体験が行われます。カードの指示に従って動くtoioコアキューブを通じて、子どもたちはプログラミングの基礎を遊びながら学ぶことができます。
未来モビリティプログラミング教室
昨年度から続くこのプログラムは、プログラミングの基本に加え、渋滞や事故などの社会課題についても考える機会を提供しています。23年度には約2,000名の児童が参加し、83%の子どもが「楽しかった」との感想を寄せるなど、大きな反響を得ました。
取り組みの背景
トヨタ・コニック・プロとシダックスのパートナーシップは、単なる教育の枠を超えて、子どもたちの幸せや持続可能な社会の実現を目指しています。未来のリーダーを育てるために、プログラムを通じて学びと遊びの両方を提供することが求められています。この取り組みは、地域や家庭との連携を強化し、より多くの子どもたちに安心して過ごせる場所と学びの機会を提供することを目的としています。
今後の展望
両社は今後も協力し、子どもたちが楽しみながらプログラミングを学び、成長できるプログラムを推進していく計画です。子どもたちの未来を担当する教育者や親たちにとって、この取り組みは非常に有意義であり、長期的な支援が期待されます。教育に革新をもたらすこのプログラムが、どのように全国の子どもたちに影響を与えるのか注目です。
トヨタ自動車とシダックスの取り組みは、単なるプログラミング学習を超えて、次世代の価値観形成の場となることでしょう。未来の社会で活躍する子どもたちを育むために、今後の活動に大きな期待が寄せられています。