教育とテクノロジーで社会保障を変える10周年イベント開催

NPO法人Social Change Agency（代表理事：横山北斗）は、設立から10年を迎えるこの時期に、教育とテクノロジーの力で社会保障制度を向上させる取り組みを進めています。そのビジョンは「社会保障制度を名実ともにセーフティネットにする」です。これを実現するために、彼らは社会保障ゲームという教育ツールや、AIを活用した制度案内ボットを導入し、申請主義という壁を取り除くことを目指しています。

2025年10月19日（日）、東京都台東区にて10周年を記念したイベントを開催し、これまでの活動を振り返るとともに、社会保障制度に対する理解を深めてもらう目的で、社会保障ゲームの体験会を実施します。

イベントの詳細

- 日時：2025年10月19日（日）14:00〜
- 場所：上野エリアのイベントスペースSOOO dramatic!

最寄駅：地下鉄日比谷線入谷駅から徒歩1分、JR山手線鴬谷駅から徒歩6分など、アクセスは非常に良好です。

1. 事業報告

参加者には2023年度以降の事業方針の転換と、現在の事業内容についてお話しする機会があります。これまでの実績をもとに、今後の展望を共有し、社会保障制度の改革への道筋を明らかにします。

2. 社会保障ゲーム体験

この体験会では、参加者が実際に社会保障ゲームをプレイできる機会を提供します。ゲームを通じて、制度を“自分ごと化”することで、社会保障についての理解を深めることができるでしょう。また、教育機関や自治体、福祉職の導入事例も紹介します。

3. 交流会

イベントの最後には、参加者同士が情報交換やつながりを深めることができるオープン・ネットワーキングの場を設けます。軽飲食を持ちながら、現場の課題感や連携ニーズなどを自由に話し合うことができます。

過去の実績

Social Change Agencyは、これまで多くの事業を展開してきました。2015年から2022年度までの間に、相談援助職向けの研修を実施し、2022年には経済支援制度ナビを開始しました。このプログラムでは、経済的困難を抱える方々に向けて、チャットボットを通じた制度案内を提供してきました。

さらに、2023年には岡山県真庭市での支援制度ガイドサービスの開発支援業務を受託し、2024年には社会保障ゲームを東京都教育庁の事業として採択されました。

併せて、代表理事の横山は厚生労働省の検討会の委員としても活動しており、Societyの社会保障教育の推進にも取り組んでいます。今後もさまざまなプロジェクトを進め、より多くの人々にとって利用しやすい社会保障制度の実現を目指す考えです。

この10周年イベントは、これまでの歩みを振り返ると同時に、今後の方向性を探る良い機会です。未来の社会保障制度に関心がある方々にとって、ぜひ参加してほしいイベントとなっています。