多摩ニュータウンで開催される「多摩ランタンフェスティバル2025」の魅力に迫る

多摩ランタンフェスティバル2025の魅力

2025年10月11日（土）から12日（日）にかけて、東京都多摩市の多摩ニュータウンで「多摩ランタンフェスティバル2025」が開催されます。このイベントは、秋の夜に色とりどりのベトナムランタンが灯され、多摩市全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

フェスティバルの背景

「多摩ランタンフェスティバル」は2019年に1,000人の来場者からスタートしましたが、昨年にはなんと32,000人以上が足を運び、このイベントは年々成長しています。2025年で7回目を迎える今年は、「個人と場が共鳴するやわらかな関係」というテーマのもと、参加者自身もこのフェスティバルを作り上げていく新たな取り組みが行われます。初めて訪れる方にも「また来たい」と思っていただけるような、参加型の交流イベントを目指しています。

地域の魅力とつながり

多摩ニュータウンの魅力を発信し、人々のつながりを深めることが目的です。フェスティバルでは、「J Smile多摩八角堂」に200個のランタンを展示し、幻想的な光景を演出。また、豊ヶ丘貝取商店街には「たまのニューランタン」を彩るための特別な装飾も施されています。メインイベントでは地域アーティストや子どもたちが手作りした光るコスチュームを身にまとい、ランタン楽団と共に会場を練り歩く「ランタンパレード」が行われます。

多様な企画が目白押し

そのほかにも、地域のクリエイターが手掛ける古着やアクセサリー、アート作品が並ぶ「ニューヨイチ」というアジアンスタイルの夜市や、自分自身の物語を綴ったり、他の人の物語を聴いたりすることができる「路上書房」のワークショップ、多摩ニュータウンの生活を体感できる「多摩ニュータウンミニウォーク」など、さまざまな参加型企画が揃っています。

アジアンフードが堪能できる

会場には、バインミーやフォーなどのアジア料理を提供するキッチンカーも集まります。美味しい料理とともに、光と音楽、アートに浸りながら多摩ニュータウンの夜を楽しむことができます。

多摩ニュータウンの今

多摩ニュータウンは1971年に誕生以降、「くらしに、いつもNEWを。」をテーマに地域が活性化してきました。近年では、団地の改修などによるハード・ソフトのリニューアルが進行中です。多摩市の最近の調査によると、この地区の空き家率は顕著に減少し、20代から30代のファミリー層の転入が増加しています。こうした若い世代による新たな取り組みが、地域全体を活気づけています。