秋の芸術を楽しむ！九州国立博物館で琉球文化の魅力を体感しよう

九州国立博物館で琉球王国の文化を再発見

秋は芸術の季節。九州国立博物館では、令和3年10月19日から12月12日まで特集展「手わざ－琉球王国の文化－」が開催されており、沖縄県の貴重な文化遺産を楽しむことができます。本展では、かつて存在した琉球王国の美しい文化財が現代によみがえった作品を中心に展示されています。

琉球王国の文化遺産

琉球王国は、かつて独自の繁栄を誇った海洋国家であり、多彩な文化を育みました。しかし、近代化や第二次世界大戦の影響を受け、多くの有形無形の文化遺産が失われてしまいました。そこで、今回の特集展では、職人や研究者が協力して、失われた手わざを８つの分野にわたって復元しました。これにより、絵画、木彫、石彫、漆芸、染織、陶芸、金工、三線などの作品が再現され、訪れる人々は琉球の豊かな文化に触れる機会が得られます。

展示内容と観覧について

博物館の4階にある文化交流展示室では、この展示が行われており、模造復元品とその製作工程が紹介されています。一部には実際の琉球王国時代の作品も含まれていますので、歴史的背景を直接感じながら観覧することができます。

観覧料は一般が700円、大学生は350円で、高校生以下や70歳以上の方は無料です。展示室の入口で学生証・生徒手帳などの提示が必要な点にご留意ください。また、特別展「海幸山幸」との共通券を利用することもでき、合わせて楽しむことが可能です。

特別展「海幸山幸」も要チェック

加えて、令和3年10月9日から12月5日まで開催される特別展「海幸山幸」も見逃せません。この展示では、日本の自然と人々の共生の歴史や文化を、新たな視点で紹介しています。海と山が形成する日本の風景は、私たちの文化の根底に深く関連しているのです。

お知らせとラジオ番組

さらに九州国立博物館は、YouTubeでラジオ番組「ラジオdeきゅーはく」を配信しており、博物館の裏側や文化財にまつわる話題を楽しく紹介しています。リスナーからの質問も随時募集していて、博物館に関するさまざまな情報を発信しています。

訪問情報

福岡県太宰府市に位置する九州国立博物館は、開館時間が午前9時30分から午後5時まで、毎週月曜日が休館日です。発熱や風邪の症状がある方は来館をお控えください。また、感染症対策も行っています。

この秋は、九州国立博物館で琉球王国の文化を体感し、文化財の美しさを再発見してみてはいかがでしょうか？最高の芸術体験があなたを待っています。