神戸の灯台が一般公開、震災の記憶を次世代に伝える

神戸メリケンパークオリエンタルホテルは、震災の記憶を大切にし続ける場所です。そのシンボルとも言えるのが、日本唯一の「ホテルに建つ公式灯台」です。この灯台は、2026年1月17日（土）に一般公開されることが決まりました。これは、県の安全を祈る「ひょうご安全の日」に合わせた重要なイベントで、地域の皆さんに広く親しまれています。

灯台は、海上保安庁から認可を受けた公式の存在であり、神戸港の安全を見守ってきました。震災の記憶を後世に伝え、地域と共に成長することを目指すホテルは、この灯台の一般公開を通じて、訪れる人々に思い出を呼び起こしてくれることでしょう。

灯台公開の詳細について

- 日時: 2026年1月17日（土）15:00～16:55（最終入場：16:45）
- 場所: 館内14階バルコニー
- お問い合わせ: TEL.078-325-8111（ホテル代表）

このイベントは、特に予約が不要で参加費もかからないため、どなたでも手軽に参加できます。天候に関しては、雨天でも決行しますが、荒天の場合には中止とさせていただくことがありますので、事前に確認が必要です。

灯台の歴史は、1964年に遡ります。旧「オリエンタルホテル」が神戸市中央区に移転した際に、地域のシンボルとして初めてホテルの屋上に設置されました。1995年の阪神淡路大震災で旧ホテルは閉鎖を余儀なくされましたが、その後、神戸メリケンパークオリエンタルホテルに灯台が引き継がれ、引き続き港の安全を見守り続けています。灯台は、1995年7月7日のオープニング時に再確認され、以来、一日も休むことなく明かりを灯し続けています。

神戸メリケンパークオリエンタルホテルの魅力

このホテルは、周囲270度を海に囲まれた絶好のロケーションを誇り、宿泊客は各客室から素晴らしい夜景を楽しむことができます。また、震災復興の証としての文化的な意義も大きく、ホテル内には昭和天皇の歌碑や鬼瓦なども展示されています。これらはすべて、神戸の歴史と文化を象徴する重要なアイテムです。

灯台の一般公開は、こうした歴史的背景を持ちながら進む地域への貢献の一環でもあります。定期的に開催される灯台のオープンイベントは、多くの観光客や地域の方々に訪れていただく機会となり、震災の教訓と平和への祈りを次世代に伝える大切な活動です。毎年、1月17日と11月1日の年2回、正式に公開されるこの灯台は、多くの人々に愛され続けることでしょう。

今後も神戸メリケンパークオリエンタルホテルでは、灯台の一般公開を通じて地域と共に歩んでいきます。公式HPでは最新情報も随時更新されるため、訪問前にチェックすることをお勧めします。ぜひ、この特別な機会に神戸の灯台とその周りの魅力を体感してみてください。