孤立を防ぎ、つながりを育む新たな見守りサービス『ワライグマLINE』始動

新たに始まる見守りサービス『ワライグマLINE』

現代社会において、孤独や孤立は深刻な問題となっています。特に、不登校や引きこもりの若者、単身高齢者はその影響を大きく受けています。そんな中、Laugh Bear（ラフベアー）が本格的に始動させたのが、『ワライグマLINE』という新しい見守りサービスです。このサービスは、LINEを活用し、利用者の日々の安否確認やメッセージのやりとりを通じて、心のケアを図ります。

増加する孤独と孤立死のリスク

最近のデータに基づけば、不登校の小中学生は29万人を超え、引きこもりの若者も54万人近くにのぼると言われています。また、単身高齢者も740万人に達し、孤立死のリスクも年々高まっています。内閣府の調査によれば、およそ40%の人が孤独を感じると答えていることも示しています。このように、孤独や孤立は広範囲な問題となっており、適切な対策が必要とされています。

他の見守りサービスとの違い

『ワライグマLINE』の特徴は、これまでの見守りサービスと比較して大きく異なります。従来のサービスでは訪問型や自動応答型のものが一般的であり、これらは利用者のプライバシーや自尊心に配慮し切れない部分もありました。しかし『ワライグマLINE』では、オンラインで担任が配置され、利用者は日常的にメッセージのやりとりを行うことができます。他のサービスでは感じにくい温かみや安心感が伴い、孤独を軽減するための新たなアプローチとなっています。

サービスの内容

1. 継続的かつ軽負担な安全確認：定時に送られる担任メッセージを既読するだけで、安全確認が簡単に完了します。

2. 気軽な相談・雑談のやりとり：運営者が利用者に応じたサポートを提供し、日常的なコミュニケーションの中で孤独感の解消を目指します。

3. 社会とのつながりを促進：メッセージのやりとりを通じて、利用者は任意の課題を通じて社会参加の機会を持つことができます。

今後の展開と期待

最近の孤独・孤立対策推進法では、孤独や孤立が人生のどの段階でも起こり得る問題であると捉えられています。Laugh Bearは、全ての人の孤独や孤立を予防する社会の実現を目指しサービスを拡充していく方針です。この理念のもと、2024年9月30日には「ワライグマ基地のだみんなの居場所」が千葉県野田市にオープンし、誰でも気軽に利用できる居場所として魅力的な空間を提供します。地域住民や学生も含め、孤独対策の一環として期待されています。