草乃しずか日本刺繍展が日本橋高島屋で開催中！源氏物語をテーマにした美と技術の饗宴

草乃しずか日本刺繍展が始動！

日本橋高島屋にて開催されている「草乃しずか日本刺繍展源氏物語を花で装う」では、女優の板谷由夏さんが特別ゲストとして登場しました。この展覧会は、草乃しずかさんが日本刺繍の普及活動を始めてから50年の節目を祝うもので、9月16日まで続きます。

本展示では「源氏物語」に登場する姫たちをイメージした作品が数多く展示されており、振袖や几帳、掛軸、屏風など、約200点もの美しい刺繍作品が来場者を魅了しています。草乃しずかさんは、「日本刺繍は心模様を表現するアート」とし、心を込めて一針一針刺繍した作品には、深い思いが込められています。

オープニングイベントでは、草乃さんが着物で登場し、「刺繍を始めたきっかけは妊娠中に子どものために一輪の花を刺繍したことだった」と振り返りました。そんな思いが形になった今回の展覧会では、現代の視点から見る源氏物語の世界が表現されています。

特に注目すべきは、板谷由夏さんが着用した刺繍が施された華やかな着物です。この着物は「源氏物語紫の上」をテーマにしたもので、2004年に制作されたものでした。その美しさに会場は拍手を送り、板谷さんも「日本に生まれて本当によかった」と感激の様子を見せました。

板谷さんは、草乃先生の作品を鑑賞しながら「刺繍の細やかさや、花々の刺繍に感動しました。これほど美しい作品をぜひ皆さんに見ていただきたいです」と語りました。また、草乃さんも「作品から生命の強さを感じていただけたら嬉しい」と、力強いメッセージを送りました。