未来の食を模索
2024-12-06 13:17:24

立命館大学等が「かつお節ワークショップ」を開催し未来の食を模索

2024年11月24日、立命館大学大阪いばらきキャンパスにおいて、ヤマキ株式会社が主催する「第3回かつお節ワークショップ」が開催されました。

このワークショップは、立命館大学や武庫川女子大学、早稲田大学の研究室と共同で、イノベーション創出を目指すプログラム「EDGE+R」に基づいて行われました。この日は、32名の学生が参加し、かつお節の新たな活用法や商品設計に挑戦しました。

■背景と意義
ヤマキと立命館大学は、2022年からこのワークショップを毎年実施しており、年々その内容を進化させています。かつお節は日本の伝統食品として長い歴史がありますが、その栄養価や利用方法にはまだ未知の可能性が多く残されています。今回のワークショップは、次世代のアントレプレナーシップを育成するうえでの重要なプラットフォームとなっています。

これまではSDGsをテーマにしてきましたが、今年は商品開発を主軸に置き、かつお節やだしを活用した具体的なアイディア創出を狙いました。

■ワークショップの詳細
このワークショップでは、「商品開発のためのシステムデザイン×調理科学」をテーマに、3つの講義を実施しました。参加者は、まず「食の商品開発・商品設計とは」と題した講義で、食品開発の流れや重要な観点について学びました。次に、システムデザインに関する基礎的な講義を通じて、機能や要素を整理する方法を習得しました。最後に、かつお節やだしの基本知識に加え、ヤマキの製品づくりに関する社会ニーズに基づいた実例を紹介しました。

ワークショップの後半では、グループに分かれてテーマに沿った商品やレシピ開発についてのディスカッションを行い、最後にそれぞれのチームでアイディアの発表を行いました。学生たちは、かつお節を用いた独自の提案を発表し、新たな視点からのかつお節の魅力を再発見しました。

■講師のコメント
武庫川女子大学の本田講師は、「参加者が多様な視点からかつお節の価値を捉え、未来の生活が楽しく豊かになるアイディアを考案してくれたことが嬉しい」と語りました。早稲田大学の野中教授も、「参加者にとって、システムデザインと調理科学を通じての学びが新たな価値創造につながることを期待している」とコメントしました。

■立命館大学の「EDGE+Rプログラム」
このプログラムは、イノベーション創出に寄与する人材を育成するための実践型プログラムです。多様なバックグラウンドを持つ学生がチームを組み、課題解決に向けて実践的なスキルを身につけることを目的としています。
今後も、このようなワークショップを通じて、多くの学生が新たな価値創造に挑む場が提供されることを期待しています。

■ヤマキの取り組み
ヤマキは「鰹節屋・だし屋」として、かつお節を通じておいしさと健康、そして食文化の継承に貢献しています。「ヤマキ かつお節プラス®」という活動を通じて、生活に彩りを加える情報を発信し、かつお節の魅力を広めています。


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会社情報

会社名
ヤマキ株式会社
住所
愛媛県伊予市米湊1698-6
電話番号
089-982-1231

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