オーストラリアの新事業
2024-09-24 15:41:15

阪急阪神不動産、オーストラリアでの住宅分譲事業に参画が決定

阪急阪神不動産、オーストラリアで住宅分譲事業へ参画



阪急阪神不動産株式会社(本社:大阪市北区)は、積水ハウス株式会社(同じく大阪市北区)が推進しているオーストラリア・シドニー近郊の大規模住宅分譲事業「メルローズパーク」に共同で参画することを発表しました。本プロジェクトは、南側街区のステージ1からステージ7で構成され、約2,000戸の分譲マンションを開発する計画です。

この参画は、阪急阪神不動産にとってオーストラリアでの初めての住宅分譲事業となり、海外での展開としてはベトナムやタイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアに続く第6の国となります。

プロジェクトの詳細



阪急阪神不動産は、シドニーにおける現地法人Hankyu Hanshin Properties Australia Pty Ltdを通じて、HHP Melrose Development Pty Ltdを設立し、積水ハウスも現地法人Sekisui House Australia Holdings Pty Ltdの傘下においてSH Melrose PP Development Pty Ltdを介して本プロジェクトを進める体制を構築します。

積水ハウスオーストラリアは、2009年からの事業開始以来、13,000戸以上の住宅を供給してきた実績があります。特に「セントラルパーク」プロジェクトでは国際的な賞を複数獲得し、州政府からの高い評価を得ています。これが、本プロジェクトの基盤となる信頼性を生んでいます。

「メルローズパーク」は約30ヘクタールのエリアにおける大規模開発で、これまでに1,075戸のマンションが分譲されており、今後はさらに約4,700戸のマンションが開発される予定です。阪急阪神不動産が参画するのはこの中の最初の7ステージにあたる、約2,000戸の分譲マンションの開発です。

利便性と周辺環境



このプロジェクト内では分譲マンションに加えて、商業施設や学校、大型公園など、豊かなくらしを実現するための多様な施設やサービスも整備される計画です。また、周辺には既存の商業施設や病院、教育機関が集まり、今後はオリンピックパークとパラマタ中心部を結ぶ路面電車が開通する予定です。これにより、交通アクセスも向上し、メルローズパークの発展が期待されています。

今後の展望



阪急阪神不動産は、オーストラリアにおいて安定した人口増加と経済成長が見込まれる中、今後も多角的に不動産事業を展開していく方針です。また、阪急阪神ホールディングスの長期ビジョン「深める沿線、拡げるフィールド」のもと、海外における住宅分譲事業の拡大を目指しています。

過去にはタイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアにも進出しており、それぞれの国で55,000戸以上の分譲戸数を達成しています。今後のオーストラリアでの展開も、この実績を胸にさらなる拡大を目指すことでしょう。

阪急阪神不動産の他のプロジェクトと同様に、本プロジェクトも現地のニーズに応えるものとなることが期待されています。これにより、国際的な水準の住宅環境を提供することができるでしょう。

企業概要



阪急阪神不動産は、オフィスや商業施設の賃貸、不動産開発、エリアマネジメントなどを手掛けており、約950名の従業員を擁しています。特に海外における事業展開においては、安定したビジネスモデルを持ち、多様な市場の健全な発展に寄与しています。また、積水ハウスは国際事業においても強みを持ち、アメリカ、シンガポール、オーストラリアなどでの事業を展開しており、多くの実績を積み重ねています。

オーストラリアでの新たな展開が、両社にとって新たな可能性を引き出すことが期待されます。


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会社情報

会社名
阪急阪神不動産株式会社
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