DriveNetsの商用運用がKDDIバックボーンで開始
2026年6月、イスラエルに拠点を置くDriveNetsが、日本の通信事業者であるKDDIとの提携により、全国バックボーンネットワークにおいてDDBR(Disaggregated Distributed Backbone Router)の商用運用を開始しました。この発表は、両社が以前から進めてきた戦略的パートナーシップの成果であり、特に大規模なネットワークにおける革新的な技術が具現化された瞬間であります。
DDBRコアルーターの商用運用開始
DriveNetsのソフトウェアである「DriveNets NOS」を搭載したDDBRは、TIP(Telecom Infra Project)基準に準拠したもので、KDDIの多様なバックボーン拠点に設置されて商用運用が開始されます。この状況は、従来の方法とは異なり、より柔軟で迅速にネットワークの容量を拡大することが可能な新しいアーキテクチャで実現しています。
AIによるトラフィック増加への対応
急速なAI利用の拡大により、2033年までに通信ネットワークのトラフィックは飛躍的に増加することが予想されています。この変化に適応するために、DriveNetsのDDBRは、従来のシャーシ型ルーターに比べて、より小さな段階で素早く容量を増やすことができるメリットがあります。また、ビットコストの最適化も実現するため、今後の需要に対しても十分に対応できる設計となっています。
800Gインターフェースへの対応
新設計のコアアーキテクチャは800Gインターフェースに対応しており、将来的なトラフィックの増大に備えた展開が期待されています。KDDIは今後、全国のコア拠点全てにこの技術を拡張し、さらにエッジ、アグリゲーション、セルサイトゲートウェイ(CSG)への適用を視野に入れています。
オープンエコシステムとその意義
DriveNetsとBroadcomとの連携により、オープンなディスアグリゲーションスタックを定義し、通信業界での商用参照事例を作り出しました。この取り組みは、他のティア1通信事業者にとっても新しいビジネスモデルを提供し、業界全体での標準化促進につながるでしょう。
両社の協業の歩み
DriveNetsとKDDIの協業は、2023年にKDDIのピアリングルーターでDriveNetsのソフトウェアが商用運用を開始したことに始まりました。その後も技術検証や戦略的パートナーシップ契約を経て、この度のDDBRコアの商用運用に至りました。今後も両社はさらに協力しながら全国展開を進めていく方針です。
Interop Tokyo 2026への出展
DriveNetsは2026年6月に幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2026に出展予定です。参加者はぜひブース5Y15に立ち寄り、最新のAI DC向けオープンネットワーキングソリューションについてお尋ねください。また、講演会も予定されており、業界の最新トレンドを学ぶ貴重な機会です。
最後に
DriveNetsは、通信サービスプロバイダー向けに革新をもたらすクラウドベースのネットワーキングソリューションを提供している企業です。AIを活用したソリューションは、多くの企業やハイパースケーラーにおいて、運用の効率化に貢献しています。詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。