新リース基準対応ツール
2025-02-05 12:26:32

新リース会計基準に対応した影響額試算ツールの無償提供を開始

新リース会計基準に対応する無償ツールの提供



キヤノンITソリューションズ株式会社(略称:キヤノンITS)は、2024年9月13日にASBJ(企業会計基準委員会)から公表された新リース会計基準に基づき、2025年2月5日からその影響額を簡単に試算できるツールの無償提供を開始することを発表しました。この新基準は、2027年から適用が開始されるもので、すべてのリース取引を基本的に貸借対照表に計上することを求めるものです。これにより、企業の財務諸表への影響が大きくなると予測されており、影響額の試算が必須となります。

新リース会計基準の背景



新リース会計基準では、企業は膨大なリース契約の中から、長期にわたる契約や多様な条件を考慮しながら影響額の試算を行わなければならず、その複雑さから多くの時間が必要とされるでしょう。しかし、企業は迅速に対応することが求められています。そのため、キヤノンITSは、影響額を簡単に計算できるツールを無償提供し、新基準への円滑な移行を支援する方針を打ち出しました。

影響額試算ツールの具体的な機能



このツールでは、対象となるリース契約の適用開始日や割引計算利子率、リース利息計算の端数などの情報を入力することにより、新リース会計基準に従った経過措置後の「リース」として、使用権資産額、リース負債額、利息額、消費税負債額などを試算することが可能です。

特に、使用権資産の計上方法については二つのパターンから選択でき、また、割引計算利子率を変更することで複数のシミュレーションを行うこともできるため、企業はさまざまなパターンを迅速に評価することが可能です。

データ変換ツールの提供



SuperStream-NX固定資産管理システムを導入している顧客には、影響額試算ツールで利用するデータをSuperStream-NX固定資産管理から取得できる「データ変換ツール」も提供されています。これにより、試算プロセスがさらに効率的になることが期待されており、業務の負担軽減に寄与するものとなります。

SuperStream-NXの進化と展望



SuperStreamは25年以上の経験を持つシリーズであり、これまで市場の環境変化や顧客のニーズに柔軟に対応してきました。「会計/人事を変える。“もっとやさしく””もっと便利に””もっと楽しく”」というテーマのもと、今後もAIを活用した製品開発やVOC(Voice of Customer)を取り入れた機能強化を計画しています。こうした取り組みにより、企業のバックオフィス業務を最適化し、利便性を高めていく方針です。

提供方法とお問い合わせ



SuperStream-NXを利用中の企業は、SDS(SuperStream-NX Download Site)からツールをダウンロードするか、販売パートナーにお問い合わせください。なお、このツールは2024年12月19日からSDSに掲載されたものです。

また、SuperStream-NXの利用を検討中の企業は、販売パートナーまたは公式サイトにてお問い合わせが可能です。詳細は以下のリンクをご覧ください。SuperStream-NX 特設サイト

この新リース会計基準に対する迅速な対応は、企業にとって今後の戦略において非常に重要な要素となります。キヤノンITSの取り組みは、この変化に適応するための大きな助けとなるでしょう。


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会社情報

会社名
キヤノンITソリューションズ株式会社
住所
東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー
電話番号
03-6701-3300

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