「ピースフォーアース」開催延期と新たなモデル構築について

「ピースフォーアース」開催延期、譲れない理念のもとで共創を目指す

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーンが、共創型SDGsイベント「ピースフォーアース」の開催を延期することを発表しました。この決定は、新たな理念に基づく開催方法の再構築を求められた結果であり、その背景には彼らのコンセプト「サステナブルは愛」が深く関わっています。

理念の再確認

フォーエヴァーグリーンは「サステナブルは愛」という思想を掲げ、環境問題や教育、文化において持続可能性を追求しています。この理念は、環境や社会を守る行動の根底には、「大切な人を思う気持ち」があると認識しており、その価値観が広がることで、私たちの社会も変わっていくと信じています。

SDGsの考え方が進化する中で、人々の意識も「競争から共創へ」と移行しています。この流れに乗り、フォーエヴァーグリーンは企業や個人が競い合うのではなく、共通の理念を持つ仲間とともに手を取り合って持続可能な経済を築くことを目指しています。「ピースフォーアース」はこの共創のモデルを象徴するイベントであり、同じ志を持つ企業や団体との協働を通じてムーブメントを創出することを目指しています。

開催方針についての再考

2025年開催が予定されていた「ピースフォーアース」は、提携している企業や団体と共に進めてきた準備の中で、新旨を取り入れるために延期することに決められました。より多くの賛同者の意見を反映し、2026年以降の開催に向けて活動を進めることが求められています。

以前の運営体制では、理念に共感する多様なステークホルダーとの協力が十分に生かされておらず、組織内での負荷が集中するという問題がありました。これに対して、今後の「ピースフォーアース」では、参加者との共同による新しい開催モデルを構築することが求められています。

この新しい体制をもとに、持続可能な共創イベントを実現させていくために、「サステナブルは愛」を始点とし、社会や経済が共に循環する仕組みを発展させていく所存です。

特別講演のスピンオフ企画

開催延期の発表に合わせて、特別講演も行われることが決まりました。オリエンタルランド元代表取締役社長の福島祥郎氏による「AI時代に問う『人間らしさと心の力』」というテーマの講演が、11月22日（土）に学生向けに開催されます。この講演では、福島氏がオリエンタルランドでの経験をもとに、心の在り方や「人を幸せにする力」について語る予定です。

参加後には、ワークショップやグループディスカッションが行われ、学生たちは主体的に「心の力」について考え、意見を交わす場が提供されます。この特別企画を通じて、新たな価値観の理解や広がりを目指しています。